【演出】とゆー職業病なのか、セレモニーと名の付くものには非常に敏感である。どう見せるか?
いかに魅せるか!
がどうしても頭から離れない。そうこうしている内に新幹線の窓の外には懐かしい景色が見えはじめた。年末年始やお盆、GW…帰省シーズンを外して里帰りする俺だが、如月の盛岡に降り立つのは上京して以来初めてのことだった。
やっぱり寒みぃな
駅から一歩出ただけで吐息が白くなり、一気に身体が凍え始めたが…俺にとってのこの場所はなんとも言い難い安堵感があり、この懐かしい冷え切った空気が
温かくも感じるから不思議である
次兄が従姉妹と車で迎えに来てくれていた。母方のばあちゃん家…【石川家】なんだが、屋号を【間洞】(マホラ)という。間洞は盛岡駅から約30分、路面が凍結しているからもう少しかかるだろうか。。道中、今回の経緯?というかなんというか…を聞いた。
齢的には大往生だけど…
そんなことがあったのね。。間洞には沢山の親戚が集まってここ数日寝泊まりいるらしい。帰省シーズンに帰らない俺だから、数十年振りに会う親戚連中もいるんだろうなぁ。家の中の雰囲気はどうなんだろう?こーゆー時、
東京在住の俺はいつも出遅れるから
その場の空気がわからずに登場することが多い。さて、今回は…ガラガラ、間洞の玄関を開ける。時刻は22時前後だったと思う。居間の方に数人がいるのがわかった…誰かが出迎えてくれた
「ぺっぺーおぢさん!」
ん…?甥の楽煉(ラレン)だ!
「ぺっぺーおぢさんきた!」
しゃ…しゃべってるとこ初めてみた。。しゃべるんだ(笑)続いて、兄嫁やら母ちゃんが出迎えてくれた。母ちゃんは意外にしっかりしてそうに見えた。ここ何日か、家族間で一斉メールのやり取りをしており、なんとなく家族の団結力を感じていたのだが、母ちゃんからは一向に返信がなかったから心配していたのだ…
つーかここ(間洞)は圏外か?!
奥の座敷へ行くと、布団が敷き詰められており…昔の間洞の思い出す。長期休暇の度に、こうやって親戚連中がこぞって集まったっけ。。その布団群のさらに奥に祭壇があり、ミッチーが一杯やりなから伽夜をしていた。
ばあさんとの再会はいつ以来だろう?
う~む、ばあさんにはこの棺桶デカ過ぎねーか?!半分くらいでも入るぞ?な~んか…
しんみりしちゃうね。。
線香の匂いがなんとも言えず…、石川家(間洞)の座敷に佐々木家が全員集合しているのもなんかおかしくて…。ご飯を食べるよう居間に呼ばれた。何だか懐かしい面々がいるなぁ
「アンタが一番世話になったんだから!」
お、伯母ちゃん…やっぱりそう思う?
「何しに来た?」
お、叔父ちゃん…相変わらずだなぁ
「歳とったなぁ、気持ち悪い…」
よく遊んでもらった本家の兄ちゃんだ…
「アンタどこに映ってたのよ?」
はい?!何の話…
「出演してるって聞いたからみんなでテレビ観たのに全然わからないの!!」
あ…新春ドラマスペシャル「筆談筆ホ○テス」のことね。。今その話題かよ!?
「もうちょっとがんばりなさいよ!」
誰か褒める奴はいないのか…。上昇思考というかなんとゆーかこの親戚連中は…何十年経っても変わらねーな(笑)田舎の夜は早いからねぇ、俺の顔見るなりみんな眠りにドヤドヤ座敷へ行ったようだ。
「さっ弔辞書くぞ!」
ん…?居間には佐々木三兄弟と本家の兄ちゃんの4人だけになっていた。あのぉ、いちおー俺書いてきたんだけど。。
続く。