時刻は19時を回ったとこだろうか?辺りは闇につつまれ、山々には歌声が響いている…歌声?BBQ場にいる連中が酔っ払った勢いでみんなで歌っている。佐々木キッチンの窓ガラッ!!

「買い出しじゃ~!!買い出しに行くぞ~!!」

作り直しじゃ作り直しじゃあ!!Sキはどこじゃ?何をしておる車じゃ、自動四輪車を回せ~!!お主アルコールは入れておるまいな?よ~し、あいわかった。それでは更に誰かお供する者達はおらんかぁ?!よ~し、では参るぞ…

「てっぺーさんも行くんですか?」

「行かねーよ!!」

あ…、買い出し組は冗談で言ったつもりなんだろうが壊れてる勢いで即答してしまった…。追加買い出し代が入った封筒を渡しSキ号を見送る佐々木。。

酒ぢゃ酒ぢゃ~!!

酒を持ってこーい!飲むぞぉ~!!前の日から数えて…この時点で32時間不眠を突破。眠気はどこかへ行ってしまった。大分冷えてきた。やっぱり10月にお泊り会は厳しかったか…。

ロッジには暖房設備がなく、

布団も掛け布団一枚。外では歌に続いて花火が行われている。元気だねぇ若人は…。泊まり客は俺達以外にも二組いたが…俺らよりは騒いでないだろう。途中で女子何人かを引き連れ

女子部屋にするコテージを案内した

受付のすぐ近くであるからにして…ロッジからはかなり歩く。外灯なんかなくて真っ暗な中、山道を下った。

「ええ~」
「マジで?」
「ここに寝るの?」

おめーらが女子部屋欲しいって言ったんだろうが…。まぁ確かにお化けは出そうな雰囲気だわな。。

「お風呂は~」

ねぇよ…

「トイレは~」

ねぇよ…

「布団は~」

さっきおばちゃんが運んでくれたらしいから…

「ねぇトイレは~」

わーかったよ!探してくるから待ってろ。。え~と…あっちに灯りが見える、行ってみよう。これからシーズンオフになるので50棟以上あるコテージ(バンガロー?)はそのほとんどが閉鎖されているらしい。わぁ、。ゴーストタウンならず

ゴーストビレッジ…

ぬわぁ!!…こけた。真っ暗で足元が見えない、どーやら木の根っこにつまづいたらしい。ありゃ、灯りがあったのは水場だった。しょうがない引き返すか…こっちから戻れるかな?復路は往路とは別路を歩いてみた。当たり前だがやっぱり誰もいない。集落を一回りする形になり、女子部屋のやや斜め上に位置する場所に出た。

あ、トイレ発見!

せっかくだから用を足そうか…おお~!!便器がない男子トイレは久々に見るなぁ、壁に打ちっ放し。。この分だと女子トイレも…

「…きゃ~」

ん?今、悲鳴が聞こえたような…気のせいか?湖の湖畔といえば殺人事件だからなぁ…何かあったらこの佐々木がジッチャンの名にかけて…む?俺ジッチャン二人いる…いや俺だけじゃないな皆もだな。。父方か?母方か?

「きゃぁ~」

むむ?やっぱり聞こえる…。なんだなんだ、何事だ?!手を洗うのを忘れ外に飛び出す佐々木!そこで見たものは…


続く。