今でこそ"KING of 不合格"の佐々木だが…何も初めからKINGだったわけではない。
下剋上をしたのは高三の冬…
佐々木は複数の大学を受験したわけだがその一校目の結果発表…急展開ですが以下回想をご覧くださいー。
高鳴る胸を抑えながら自転車を漕いでいた。秋に部活を引退し
ドクターストップ
の診断というオマケを付けられた俺はスポーツ推薦を断念せざるを得なかった。でもまぁスポーツで大学行く気はしてなかったんだけどね。そこそこ勉強が出来た俺はなんとか滑り込みで一般推薦を受けさせてもらった。
まぁ世の中そんなに甘くない
と思いつつも「合格していてくれ~」という願いは消せないでいた。通知は高校ではなく直接自宅に郵送されることになっていた。国道から続く坂道を上がり自宅車庫に自転車を置く、ミッチーの車があるから帰って来ているのだろう。兄貴のチャリはないからバイトかな…。足早に玄関までの階段を駆け上がる。
「ただいま~」
どんなときも元気よく帰って来いー。それがミッチーの教えであり佐々木家のルールだった。郵便受けに封書らしきものはない、多分母ちゃんが取り込んだのだろう。本当は前の日に届く予定だったのだが…地方ですから。。
週間ジャンプの発売日は火曜です
マガジンは木曜。。なはは田舎の醍醐味じゃ。まぁ二日分のドキドキを抱えていたわけで…
慌てるな慌てるな…
玄関から居間に続く廊下を静かに急いで歩く。期待はしていない…いやちょっとしてる…いや…ん~、どっちにしろ答えはもう出ている。今更ジタバタしてもしょうがない、
腹を決めろ!
居間の襖は半透明の硝子になっている。俺が開けようとした瞬間…誰かの影が硝子越しに映り襖は開かれた
ミッチー「落ちたぞ~!」
親父が手にしているのは大学の合格…不合格通知。。封が開かれていた…。
佐々木「な、なんで勝手に開けてんだよ!!」
ミッチー「落ちたもんはしょうがねぇだろ、ハイッ次!!」
答えになってねー!!そんなすぐに気持ちを切り替えられるはずがなく…。つーか俺まだ腹を決めてねぇ!はぁ~、なんだそりゃあ!
これが佐々木家です。。
なんで勝手に開封してんだよ…、プライベートもクソもあったもんじゃね…。つっても養われてる身だった訳だからプライベートはない…か。。受験費用も払ってもらってたしね、
親父が開封する権利
はあるって言えばある…よな。。いやいや…俺宛てだからその郵便物!とまぁ
その時歴史は動いた
わけですわ…。動いてないか?!とまぁあとは言うまでもなく不合格通知の連続で…佐々木は大学受験が嫌いになりましたとさー回想終了。
10年経った今…何も変わってねぇな俺。。ただ一つ言えること、
役者とゆー職業が嫌いにはなれない。