マーケティングジャーナルカフェ -3ページ目

W杯出場による特需予測

 柳沢と大黒のゴールが決まり、タイムアップのホイッスルを聞いた時、喜びとともに安堵の息をついた人も多かっただろう。
 日本がドイツへの切符を手にしたことにより、2002年の日韓共催時までいかなくとも、アテネ五輪以上の、経済効果が産まれるだろうと、新聞に報じられていた。

停滞する経済情勢のなかで、それを上向かせる力があるのが、五輪やワールドカップなどのスポーツのビッグイベントなのだと、ここでは言わない。僕が思うのは、個々のアスリート、ひいては、『人間』の素晴らしい能力が発揮される場所、瞬間というものに我々は立ち会い、感動を得ようとする。そのことに、我々はお金を惜しみはしないということだ。

来年の今頃を想像してみよう。

ドイツ、ヨーロッパ旅行が人気となり、旅行業界は好景気となるだろう。

ドイツといえば、ソーセージ。畜肉食品メーカーは、ここぞとばかりにドイツフェアを催すだろう。

サッカー観戦といえば、ビール。キリンやアサヒは、定番商品の他に、ドイツ風のビールをだしてくるのだろうか?

もちろんテレビやレコーダーメーカーも黙ってはいない。

ドイツ車メーカーも、サッカーにちなんだ広告展開し、ドイツ車は改めて注目されるだろう。

本屋には、ドイツ出身の作家のコーナーが、レンタルビデオ屋はドイツ映画コーナーが、それぞれ作られる。

 こういうことは、日本代表がアジア予選で敗退していたら、盛り上がりにかけてしまう。
 来年の今頃、経済を牽引しようとするのは、日本代表の選手、つまりタレントなのだと改めて思う。

 景気停滞などと言うのは、よそう。我々自身において、やるべきことを果たすことの先にしか、真の景気回復はないと思うべきである。
 我々も、日本代表と同じようなタレントを備えていると、まずそう思うことから始めようじゃないか?




ポイント還元による逆差別

 あらゆる業態でポイント還元による顧客の囲い込みが行われており、それをしていない小売店は、「乗り遅れている」というような感覚がある。


しかし、ポイントであるとか、メイン宣言と言ったものに囚われずに、気ままな買い物をしたい人もまた多くいることだろう。


某CVSにおいては、会員カードを持っている人は通常価格より何パーセントか安く買うことができる商品がある。
しかし、CVSnのような極めて利用頻度が高く、流動客の多い業態に、どれほどの効果があるのだろうか?
そのような優待制度は、その会員カードを持たない人にしてみれば、不快であり、逆差別をされている気がしないでもない。
たまたま偶然入ったお店に、一見さんだからとお断りされているようにも映る。
CVSのメイン客層は、もともとはこの自由気ままな一見さんではなかったのではないのか?


この「会員カードを持っている人なら、この商品をよりお得に買える」という手法は、顧客の側からしてみれば、買うものを誘導されているようで、本当に買いたいものを買えなくされてしまっているようにも思う。

100円ショップの台頭、デフレの進行で、価格競争にとどまらず、ポイント還元率の競争が起きているわけだが、本当に売りたいものを売るという原点に立つとき、この販促方法がどこまで「生きた」ものであるかを考えていかねばならない。



パッケージデザインのリニューアル

例えば、ある菓子のパッケージが今まで思っていた形とは違っていたら、「おやっ」と思うことがあるだろう。

実際、形を変えれば、販売数が硬直化している商品も、飛躍的に伸長する。

中身は同じなのに、人は外見のよさ、目新しさにひっぱられて購買意欲をそそられるということだ。

例えば、コーラがいい例だ。通常、コーラはペットボトルの形をしている。これが、期間限定で瓶タイプで発売されると、人は手を伸ばすのだ。

そういうことは、多くの人が気づいていることだが、問題は、どの商品にどのパッケージをぶつければ、よい効果が生み出せるのかということだ。

例えば、屋台といえば、透明のプラスチックに入った焼そばが定番。

しかし、屋台でパスタやピザを売ったらどうだろうか?