わたしが以前、黒い化け物との壮絶な死闘の中で、
可愛い小鳥たちのために、秘密兵器を作ったことを覚えていらっしゃいますか?

(そんなの知らね~よ? 冷たいですね…)
で、その後はもっぱら、彼女たち(ヒヨドリやメジロ)が好きな柑橘系のフルーツを与える日々…
可愛い小鳥たちのために、秘密兵器を作ったことを覚えていらっしゃいますか?


(そんなの知らね~よ? 冷たいですね…)
で、その後はもっぱら、彼女たち(ヒヨドリやメジロ)が好きな柑橘系のフルーツを与える日々…
「冷蔵庫のミカン、鳥のだって何回言ったら分かるんじゃい! おめ~はネズミか!?」
「わかんな~い! てか、鳥と子どもと、どっちが大事なんじゃい!?」
「鳥だろ、ふつー」
「鳥だろ、ふつー」
と、不毛な争いが絶えないので、次なる秘策を講じることとしたのじゃ!
(あと、金かかるしね…)
近ごろ、種のある果物が減ったせいもあり、ご近所に落ちてるハッサクを拾ってきて、種を摘出!
決して、みかん泥棒ではありません! 道に落ちてたんだよ!
(少し、ドキドキしましたけど…)
あとは、どこのご家庭にも1つか2つは必ずある、苗床に仕込んで終わり!
(フフフッ わたしは実生マスターとも呼ばれているのだよ!)
(えっ、苗床、持ってないの!? 話になりませんね、すぐ買ってください!)
この春、年老いたわたしに、新たな生きがいが出来たのです!
これで、来年からは夢の自給自足生活が始まります。
(そのためには、訪れる小鳥を食さねば完結しませんが…)
そう、36本のハッサクの木が生い茂る我が家!
初夏になると、庭先に咲き誇る可憐なハッサクの花々が、わたしの目を楽しませてくれるのです!
(どんな花か知りませんけど… てか、庭先とか無いし!)
こうして、可愛い小鳥との語らいを夢見ながら、毎朝、水をあげ続けること2カ月…
調べてみたところ、
乾燥させてはいけない!
鳥や動物の腹に収まって運ばれるのが前提、
よって、酸性溶液に浸して刺激を与え、発芽スイッチを入れてやる!
日光に当てない! etc...
ふむふむ、なるほど!
全部だめだ!!(先に調べろよ…)
いやしかし、ちょっと待て!!
「酸性溶液に浸して刺激を与え~」!?ふむふむ、なるほど!
全部だめだ!!(先に調べろよ…)
いやしかし、ちょっと待て!!
これはまさに、STAP現象ではないですか!!
わたしは、世紀の一大発見に、再び立ち会おうとしているのかもしれません!
(だから、芽、出てないし…)
理研の野依理事長から、直々のオファーがきた場合、今の仕事はやめた方がいいのでしょうか?
わたしは、人生の転機に立っているのですか?