●天城越え… | かものはしの中途半端な日々

かものはしの中途半端な日々

山登りと四駆とバイク、人生後半、あいかわらず中途半端にすごしている日々の記録です。

「あたいの名前はハナ…、 咲いた、咲いたのハナ(花)よ…」

新緑が眩しい伊豆の山中に佇む田中裕子さん演じる娼婦の美しさが忘れられません…

「Dressed to kill」で同じく娼婦を演じたナンシー・アレン姉さんの可愛らしさと共通するのは、少年の目を通して描かれる純粋な女性の姿に込める両監督の想いが、観る者の心を捉えたのかも知れません…
(アレン姉さん、私生活ではデ・パルマ監督とうまく行かなかったようですが…)


えっ!?
何のはなし!?


「天城越え」だよ!
「あ・ま・ぎ・ご・え!」



人が、酔っぱらって気持ちよ~く、うんちく垂れてるのに、邪魔しないでくれます?
(うんこじゃないよ)


「♪誰かに盗られるくらいなら、あなたを殺していいですか~♪」

ちがうし!?
だから石川さゆりの歌じゃなくて映画の方だよ、映画!!


---


てか、なんで天城越えかというと、話は、前回の記事に書いたJKとの最後の旅から、更に半年前に遡るのです…
いや、正確には10年前と申しましょうか?



私は当時の愛車ランクル70を排ガス規制で泣く泣く手放した後も、彼女に恋い焦がれ続けていました。

JKという新しい伴侶に出会いましたが、カスタムと称して、随分彼女には貢がされましたものです…
確かに、魅力的な車でした。



でも、それは遊びに徹したアメリカンな、そう、ナンシーアレン姉さんのような可愛さ。


~~~


対して、あぁ…、ランクル子!
君は、まさにワークホース!純日本的な田中裕子さんのような美しさなのじゃよ!
君は中東やオーストラリアの砂漠、はたまたアフリカのサバンナとかで、今も元気に活躍しているそうじゃないか?
もう一度、わたしのもとに戻ってきてはくれまいか?


5速MT、マニュアルエアコン、
もちろん4輪デフロック!



さらに質実剛健、板バネじゃ~




注文から半年待ち、わたしのもとに訪れたGRJ76は、純白の装いでした。


わたしは、そんな彼女との初デートに、天城越えの舞台となった旧天城トンネルへ向かったのです。

(以下、続く)