●濾胞性歯嚢胞(含歯性嚢胞)日記 その1 | かものはしの中途半端な日々

かものはしの中途半端な日々

山登りと四駆とバイク、人生後半、あいかわらず中途半端にすごしている日々の記録です。

みなさん、こんにちわ。

今回は、いまや国民病と言っても過言ではない程に馴染み深くなった(うそ)、
「濾胞性歯嚢胞」(またの名を含歯性嚢胞という)に蝕まれた中年男性(わたし)が
孤軍奮闘する記録を、短期集中連載でお届けします。

えっ!?「濾胞性歯嚢胞」を知らない?(俺も知らなかったよ!)
ていうか、読めない?

「ろほうせいしのうほう」と読むんだよ! 



いや、その前にあまりにも長期間放置しすぎですね、このブログ、すみません…
これまでお越し頂いていた暇なみなさま、申し訳ありません、返す言葉もございません…


で、鳥を愛でていた筈のわたしが、この数か月、何をしていたのかと振り返ってみると、
特に何もしていなかったのですが、強いて言えば、

仕事してた!!
はたまた、適当に遊んでいた!!

そして、子どもが受験勉強に明け暮れる中、
能天気にブログ更新して、家族のひんしゅくを買うのも如何なものかと思い(これもうそ)、
結果、放置プレイとあいなっていた訳ですよ!


~~~


さて、そんなことはさて置き、月日が流れるのは早いもので、
中学生となったアホ娘は、すっかり父親と遊んでくれなくなり、暇なわたしは、

よっしゃ、暖かくなってきたぞ!!
バイクじゃ!! 山じゃ!!
と息巻いていたのですが…


~~~


そう、それは、春の香りが漂う3月下旬のことでした…


なんか、顎の奥の歯ぐきが腫れてきたなぁ、親知らずでも生えてきたかなぁ?
と、いやな予感がしたわたしは、近所の歯医者へ行ったのでした。


歯医者のおやじは、レントゲンを見ながら、もうひとりの若い医者と奥のほうで
ヒソヒソ話しております。


「ここ、境界だよね!」
「やっぱり、あれかなぁ?」
(なに?なんなの?)


「○○さん、わたしも実際に見るのは初めてなんですが、この影、なんだか解ります?
大学の試験ではよく出るんですよ!」

顎の中にすっぽりと横たわっている親知らずの周りには、
指の先くらいあろうかと思われるま~るい影が写っています。

「はぁ…」(解るわけ、ね~だろ! ていうか、「初めて」なのかい!?)



(イメージ画像)

そう、それは顎の骨の奥深くに潜む親知らずの周りにできた皮の袋(嚢胞)が、
周囲の骨や周りの歯を溶かしながら成長していくという世にも恐ろしい病気だったのです。

袋が大きくなり、溶けて薄くなった顎の骨を外から押すと、
「ペコペコ」と音がするようになるとのことです…
(これを「羊皮紙音」と言います。ためになるブログですね!)


「取った方がいいんだけど、うちじゃ無理! 大きい病院行った方がいいよ!」
「はぁ…」(このおやじ歯医者、あきらめの早さが、なかなかに潔い…)

という訳で、おやじ歯医者の紹介で、
後日、わたしは手術設備の整った病院の歯科口腔外科へと向かったのでした…

(つづく)