(前回までのあらすじ)
何気なく始めた小鳥の餌付け、そんな日常に潜む狂気の物語…
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そう、例えて言うならば、キタキツネのコン太を餌付けしようとしたら、
何故か、ヒグマとイノシシが大挙して押しかけてきた!
と言えば、解り易いかもしれません…
はたまた、カッコウの雛に餌を与え続ける、けな気なホオジロの親鳥といったところでしょうか?
えっ? なに? 北海道にイノシシはいない?
例えだよ、た・と・え!
カッコウの話も、よくわからない?
うるさいなぁ、書いてる俺もよく解らんよ!、話の流れだよ、な・が・れ!
で、なんの話でしたっけ?
そうそう、可愛い小鳥たちの餌場が荒らされ、辺り一面、糞まみれになるという、世にも恐ろしい出来事の真相を突き止めなければいけなかったんですよね!
ちなみに、今、一番可愛いメジロのつがいです。
仲良く餌を食べるのは、君たちぐらいだよ…
「ハル」と「ウララ」と名付けましょう!
こいつが、たちの悪いヒヨドリの親分!
自分が腹いっぱいになっても、飛び去ろうとせず、近寄る小鳥たちをギーギーと追っ払うのじゃ!
最初のころに姿を見た、シジュウカラやセキレイは、とんと現れなくなってしまいましたよ…
もちろん、お前の名は、ジャイアンじゃ!!
さて、そんなこんなで、犯人を突き止めるべく、わたしは二日間張り込みを続けたのですが、
当初、怪しいと思っていた黒い奴は、結局現れませんでした…
(ていうか、二日間、他に何にもしなかったんかい!?)
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結局、黒い影を追ったわたしの前に、その謎の獣が姿を現すことはありませんでした…
強いて言えば、雀が20羽くらい来たことでしょうか?
あっ、こいつら、あっという間に餌箱を空っぽにしていきました!
(犯人、そいつだろ…)
という訳で、「小鳥日記」はまだまだ続く…
(だから、乗れよ!! バイク!!)