●台風直撃、生還なるか!(その5) | かものはしの中途半端な日々

かものはしの中途半端な日々

山登りと四駆とバイク、人生後半、あいかわらず中途半端にすごしている日々の記録です。

わたし

  「マイケル、よく頑張ったな!」

  「補欠から2回も這い上がるなんて、なかなかできるもんじゃないぞ!」


マイケル
  「これも、ママのおかげさ!」


ママ(ベティ)
  「あらやだマイク! ママは、ただ七面鳥をお料理したたげよ!」




手裏剣手裏剣手裏剣手裏剣手裏剣




わたしが辛い仕事を投げ出し、ベティを置いて山へ登ってから3年、

彼女が西部の街へ移り住んだことを人づてに知りました。


わたしは、山小屋の仕事をしながら、いつか彼女を迎えに行くことを夢見ていたのです。

そして、下山のチャンスは、ある日突然やってきました!



~~~



ロジャー爺さん、この嵐では、さすがにもう無理だよ。

僕は、山を降りるよ!



朝起きると、予報どおり台風直撃です!


午後まで待てば、風雨も多少は収まるかもしれませんが、

わたしはベティを迎えに行かねばならないのです!

しかし、たかが下山と言えでも、

荒れ狂う稜線を数時間、はたまた濁流と化した沢も下らねばなりません。


そこは、一流のアルピニストのみ行動を許される、

まさにライフ・フックのバリエーション・ワールドと言っても過言ではないでしょう!


かものはしの中途半端な日々


わたしの前を行く登山者が、木の葉のように飛ばされそうになっているのがお解りでしょうか!?


えっ? なに? その前にライフ・フックが解らない?



「命がけ」だよ、「い・の・ち・が・け」!!


話の腰、折らないでくれます? で、なんの話でしたつけ?




そうそう、わたしが、朝飯を食ってうんこをしているうちに、おばちゃん達はさっさと出発していきます。

おいおい、ちょっと待ってくれよ…


こんな日は、いくら完全装備といえども、雨具の中までびっしょりと濡れるのは間違いありません。

計算しつくされたリスク・マネジメントの下、的確な状況判断を求められる瞬間、

わたしは、迷わず薄手のフリースを着込んでの出発です。

(ブリーフじゃないよ)


かものはしの中途半端な日々

(荒れ狂っているはずの秩父沢、意外と普通です)



(やっぱ、暑いよ…、ちきしょうめ!)


ぶつぶつと、文句を垂れながらの下山でした…



本日の行動時間、6時~11時30分でした。



~~~~~



そんなこんなで、予定変更、一日早く新保高温泉へ降りましたよ。

東京へは、上高地発、明日のバスで帰る予定です。


今日は、温泉入って、飛騨牛でも食いましょう!!

ヒヒヒッ!




(槍、敗退の悲しみとかはないのか!?)





ご心配には及びません!!

全く、な~し!!




という訳で、

温泉をはしごじゃ!!

かものはしの中途半端な日々 かものはしの中途半端な日々

(あっ、下山したので、写真はポンコツ写ルンですからガラケーに交代です!)




足湯もはしごじゃ!!

かものはしの中途半端な日々 かものはしの中途半端な日々




そして、今日は、獣たちの暮らす奥の院に宿泊なのだ!!

かものはしの中途半端な日々 かものはしの中途半端な日々

観光案内所のおばちゃんは、連休中にもかかわらず、

「露天風呂があって、飛騨牛が食えて、1万円以内!!」

という、わたしの控えめな希望をかなえてくれましたよ。



~~~~~




あっ!!!


その時でした!!

獣たちの姿が、わたしに、あの忌まわしい記憶を呼び覚ましたのです!

そう、それは深層心理の奥底に閉じ込めておいたはずの、


キャサリン…

(はっ?、 また、そこ?)




(ベティ VS キャサリン、 怒涛の最終章へつづく!)

まだ、終わらんのか…




---




ご訪問いただき、ありがとうございました。


バイク(BMW) ブログランキングへ


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村・バイクブログ(BMW)

  ↑

ランキング参加中につき、よろしければ、

ぽちぽちっと応援クリックをお願いします。