マイケル
「ママ、パパには内緒だけど、僕、ベースボールやめようかと思ってるんだ…」
ママ
「そうね、マイクには、才能が無いかもね…」
「そんなあなたには、チキン料理がお似合いよ!!」
びしっ! びしっ!
マイケル
「ひ~っ!! ママ、ごめんよ…」
学校を卒業したわたしは、3交代の辛い工場勤務を続けていました。
いつもベティの兄貴からキャデラックを借りていたので、いつか自分の車を持つのが夢でした。
彼女が、西部の学校へ進学したがっているらしいことを、友人から聞きました。
わたしは、ひどい劣等感に苛まれたのかもしれません。
~~~
(あっ、自分でも、進む先がよく解らなくなってきたので、適当に読み流してください…)
(えっ? すでにとばしてる?)
~~~
さて、山籠もり4日目に突入です。
実は、薄々感づいてたのですが、あえて知らない振りを続けていました…
そう、台風が来ているのじゃ!!
昨日までのいい天気はどこへやら…
今日は、朝から小雨混じりのどんより模様です…
多少、風も出てきました…
(あっ、朝飯はもちろん、大盛り2杯!)
そんなわたしの沈んだ気持ちに鞭打つかのように、
出発直後の写真を最後に、愛機SONYのCyber Shotがこと切れてしまったのです!
(断末魔の一枚…)
おのれ、SONYタイマーめ!!
まだ1年半なのに…
(その前のCyber Shotも1年経たずに壊れたぞ!!)
えっ? 使い方が悪い?
もと来た道を引き返したわたしは、三俣山荘で賞味期限1年切れの「写るんです」をGETじゃ!
(半額にしてもらったので、喜ぶわたし…)
でも、写るのか!?
しかも、デジカメと違い、撮れるのは27枚のみ!
一瞬の輝きを切り取る感性と技術が求められます!
(指、入ってるよ!!)
さて、そんな事はさておき、この先の選択肢は2つ!!
1. 予定どおり双六小屋まで行って宿泊。
→ 明日は、おそらく台風直撃なので、一日早く下山せざるを得ません…
2. 頑張って、西鎌尾根を登り、槍の肩まで行く。
→ 明日は一日停滞しても、台風一過の翌日に槍登頂が可能!?
★ ただし、こんな天気なので、本日の行動時間、10時間超は必至!?
さあ、どうする!?
迷うことなく、1番ですね… (あい、すみません…)
とりあえず、双六小屋を目指しましょう!
そうこうしているうちに、だんだんと風雨が強まってきました。
さてさて、またもや進む道が、2つ!!
1. 巻き道を通って、双六小屋まで行く。
→ こんな日に上へ行っても面白くないので、普通の選択肢はこれ!
2. 稜線を行き、三俣蓮華と双六に登頂後、双六小屋へ降りる。
→ 双六頂上はだだっ広くて、悪天時は、道に迷う可能性有り!
→ 9月初めと言えども、3千メートル級の稜線の風雨を甘く見てはいけません!
もちろん、何も考えずに1番ですね…
しか~し!!
とぼとぼと歩くわたしが、巻き道と稜線へ行く道の分岐に差し掛かると、休憩している若いカップルが!
背筋をシャキンと伸ばし、足取りも軽やかに二人に近づきます。
「君たち、悪いことは言わない。 こんな日は、危険だから巻き道を行くんだよ。」
「わたしは、馴れてるんでこっちへ行くけどね… ふっ…」
羨望の眼差しでわたしを見つめているはずのカップルをチラ見しながら、
稜線へ向うわたしの後ろで囁く声が…
「あのおやじ、ばかじゃね…」
いや、きっと空耳でしょう!
三俣蓮華の山頂で冷たい雨に打たれながら、
多少晴れたガスの合間からこれから進む双六を望みます。
双六頂上へ着いてみるも、こんな感じ…
(もちろん、稜線を登り始めてから、誰にも会いません…)
なんだか、ぐったりして小屋へ降りると、皮肉なことに晴れ間が出てきました。
昨日登った雄大な鷲羽岳を眺めながら、とりあえず、ビールでも飲みましょう!!
(明日は、明日の風が吹くのじゃ!)
こんな天気なので、小屋も空いてます!
屋根裏のスペースを一人でもらいいましたよ。
(屋根に打ち付ける夜中の風雨が凄かった…)
台風直撃間近、明日の選択肢は下山のみ!
なので、何の迷いも無く呑気に酔っ払っているわたし…
(ていうか、下山できるのか!?)
本日の行動時間、6時~12時30分でした。
(決死の下山編へつづく!)
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