ママ
おお、ジョニー、何故こんなことを…
ジョニー
何故だって?
理由なんかないよ、ママ…
僕は、ただ月曜日が嫌いなだけなんだ…
その晩の記憶が、未だにはっきりとしないのですが、ちょうど日付が変わるころだったと思います。
わたしは翌日に控えたツーリングの行先を探し、地図を開いたのを憶えています…
何かに引き寄せられるかのように、わたしの目が一点を捉え、そのまま全ての思考が止まりました…
樹海…
ああ、なぜそんな所へ向かってしまったのでしょう?
いくら悔やんでも、悔やみきれません…
早朝、目覚めたわたしの横では、妻が静かな寝息を立てています。
わたしは、そっとベッドを抜け出し、何かに追われるかのように、身支度もそこそこに家を飛び出したのでした…
「もう、帰ってこれないかもしれない…」
一瞬、そんな想いが脳裏をよぎりましたが、その時のわたしには、もう正常な判断能力は残っていなかったのです…
ジョニーに執りついた怨霊が、わたしのもとに、ひたひたと忍び寄ってきていることに、その時はまだ、気づく術もありませんでした…
(ていうか、ジョニーって、誰よ?)
~~~~~
わたしは、まだ暗い山道を一心不乱に走り続けます…
ようやく、辺りが明るくなってきたころ、とある空き地で記念写真を撮りました…
ん…??
ギャー!!
なんかの鳥.、顔が腐ってるよ!!!
たまらずに、その場を逃げ出します!!!
しかし…
またまた
ギャー!!
お釈迦様?の首がない!!!
(なんか、足の指が変だし…)
もう、だめだ…
どうすればいいんだ…
途方に暮れ、立ち止まったわたしが、力を振り絞って撮った写真の背後には…
ん…??
たたみかけるがごとく、
ギャー!!
なんか、子供たちが微妙…
(サイレン鳴ってるなら、もっと慌てろよ…)
で、どこ行ったのよ??
(つづく)
---
ご訪問いただき、ありがとうございました。

にほんブログ村・バイクブログ(BMW)
↑
ランキング参加中につき、よろしければ、
ぽちぽちっと応援クリックをお願いします。