●呪いのお祓いハイク・その2 (しし!?) | かものはしの中途半端な日々

かものはしの中途半端な日々

山登りと四駆とバイク、人生後半、あいかわらず中途半端にすごしている日々の記録です。

(前回までのあらすじ)


冬枯れのある日、神々の宿る聖なる山へ登ったわたしたちを襲ったのは、身の毛もよだつ戦慄の出来事の数々だった…



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さて、前回、エクトプラズムを吐きながら首のとんだ同行者が、山里の一軒宿に吸い込まれれて行きます…


かものはしの中途半端な日々

「ひ~ひっひっ…、ようこそおいでくださいました…」


伏目がちな仲居さんに導かれ、わたしたちは金縛りにあったように宿の奥の一室へと向かいます。



かものはしの中途半端な日々

「あっ…!?」

今は開かずの扉となって久しいであろう電話室の中に、確かに黒い影が見えたのですが、虚ろな眼差しの同行者は気づきません。



「フフフフフ…」

キーコッ…、キーコッ…

薄暗い廊下には、ちゃんちゃんこを着たおかっぱ頭の幼子の笑い声が響き、
シャイニングのごとく、小さな車にまたがって廊下を駆け去ります…



「ん…!?」


かものはしの中途半端な日々  かものはしの中途半端な日々

「これは…!?」




ギャー!!!




かものはしの中途半端な日々


ウリ坊が…、ウリ坊が…

かわいいぬいぐるみとのコラボに危うく騙されるところでしたが、これはまさにリアルウリ坊の屍!



「し~、しっしっ…、こちらでお休みください…」

そう、ここは「猪の宿」


いたたまれなくなったわたしたちは、強アルカリ泉の露天風呂へと逃げ込みます。


しかし、つかの間の安息の一時は瞬く間に過ぎ去ります…

のぼせあがって部屋に戻ると、見たこともない料理の数々が並んでいます。



「これ、なんですか!?」


かものはしの中途半端な日々


「煮えたら…、煮えたら…、食べてください…」

わたしの質問には答えず、虚空を見つめたまま、消え入るような声で仲居さんが呟きます。


「でも、鍋蓋ないし…」


再び、「ん…!?」

「これは…!?」


食膳にあがっているのは、もしやリアルウリ坊!?



氷温に冷やされた麦酒が、わたしたちの思考力を奪っていきます…

かものはしの中途半端な日々

「ごめんよ、ウリ坊!」

「でも、うまい!!」



またまた、「ん…!?」

ところで、お風呂・部屋食つきのお二人様3時間休憩って、もしかしてそういうこと?


(どうぞごゆっくり…、し~、しっしっ…)

先ほどの仲居さんの微笑みが、脳裏をよぎります…

(この先の出来事は、ameba倫理規約により、これ以上語ることができません…)




ああ、今回の旅は、幻だったのでしょうか…
それは、丹沢の片隅で経験した夢のようなひとときでした…



(おしまい)




かものはしの中途半端な日々


隠居したら、こんな山里に住みたいですな~

(海と山が近くて、日当りのいい縁側で夕涼みできるとこ、どっかない?)



この恐怖の物語は、フィクションです。(あたりまえじゃ!)
猪鍋のおいしい、レトロな温泉宿広沢寺温泉「玉翠楼」、お薦めです!

(猪鍋コースは要予約、おかみさん?仲居さん?も気さくで明るい方ですよ)



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