K1200R Sportで握りごけ | かものはしの中途半端な日々

かものはしの中途半端な日々

山登りと四駆とバイク、人生後半、あいかわらず中途半端にすごしている日々の記録です。

江口洋介さんが握りごけで鎖骨を骨折したのは、去年のことだったでしょうか?

優れた運転技術でわが身を犠牲にし、自転車との接触を避けたとのことでした。

やはり、一流の方は評価が違います。(江口ファンのみなさん、他意はありません。)


ええ、そうです。

実はスマートビーマーのわたしも、握りごけで足の骨を骨折した経験があるのです。


あれは、新緑が眩しい5月の伊豆スカイラインでした。

スマートビーマーのわたしは、爽やかな高原の風を胸いっぱいに吸い込み、

休憩を終えた駐車場から、いつものようにK1200R Sportをバンクさせながら緩やかに本線に向けます。


ふと右をみると、走行車線をゆっくりとこちらに向かってくる車がいます。

スマートビーマーのわたしは、当然のことながら無理な割り込みなどしません。


何気なく握ったはずの右手に、不用意に力がこもります。

低速だったため前輪がロック、左手はクラッチをガン握りです。

「あらっ?」と思った瞬間、車体が左に傾いていきます。愛車をこかすわけにはいきません!

踏ん張った左足から、ぽきんと音がしました。

たまらずバイクを投げ捨て、一回転しながら左に体を逃がします。


我ながら、うまいこけ方だと思いました。


車の運転手は、唖然としながらそのまま走り去りました。

「あっ! こけた!」 多くのライダー達で賑わう駐車場からは声が上がります。


わたしは、バイクが心配でたまらない気持ちを抑え、

何事もなかったかのように立ち上がって、体の埃をはたきます。

左足に激痛が走りました。



左足第5中足骨骨折と診断されたのは、今から4ヶ月前のことでした。

その後、骨折が完治しかけた7月、新たな災難が私をを襲うのでした…


ペタしてね