☆能力の伸び方・努力と結果の関係(2)
人間の能力の伸び方は、右上がりの直線(小6・中1で習った比例)ではないようです。
では、どのような伸び方をするのでしょうか。
成長曲線、上達曲線でネットで検索すると出てきますが、
高校数学で習う指数関数的な変化を示すようです。
式で示すと
のような感じになるようです。
少し計算してみましょう。

計算してみて、何か気づきましたか。
最初は、2,4,8,16,32,…と増え方は小さいですが
なんと最後の2の20乗では
100万を超えてしまいます。
グラフにしてみます。

横軸が「努力」、縦軸が「能力」です。
勉強でもスポーツでも、がんばっても最初のうちは、なかなか結果が出ないことが多いです。
自分は向いていないんじゃないかと思うこともあります。
でも、続けているとある日突然できるようになるという経験をしたことが
皆さんにもあると思います。
例えば、子供のころに自転車に乗る練習をすると思いますが
多くの人は、いきなり乗れるということはありません。
最初は補助輪付きの自転車で練習し、
補助輪付きで乗れるようになったら、次は補助輪を外して家族の人についてもらいながら練習。
最初は、転んだり、倒れそうになって家族の人に支えてもらったりしながら
「ちっともうまくならないじゃないか!」
「いつになったら乗れるようになるんだ!?」
なかには、もう自転車になんか無理して乗れるようにならなくていいと思いながら
それでも練習を続けていると
ある日、突然乗れるようになります。

このグラフは、こうした人間の努力と能力の伸びの関係を表しているグラフです。
「継続は力なり」
という言葉がありますが
この言葉の意味は、このグラフを理解した人には、もうわかると思います。
