昨日、娘が突然言いました。

「母さん、8時に見たいドラマがある。ついでに録画もしてニコニコ


よく聞けば、学校で大河ドラマ『豊臣兄弟』が話題になっているらしい。


……非常に申し訳ないが、私は大河ドラマが苦手だ滝汗

もともと歴史が不得意な上に、主人や両親が大河ドラマの話を始めると、時代背景だの裏話だのが次々に飛び交い、まったく会話に入れないチーン


坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の勢いで

「私は大河ドラマが苦手」

そう何十年も言い続けてきたし、自分でもそう思っていた。


しかも今回は初回ではなく3回目。

主人公は誰なのかも分からない。

信長の草履を秀吉だけでなく弟まで温めている。

もう、さっぱり分からない。


本音を言えば、

「もう寝なさい。明日学校でしょう」

そう言って、すぐにでも電源を消したかった。


でもその言葉を飲み込み、

「8時45分まで。見終わったらすぐ寝ること」

そう言い聞かせて、家事の合間に45分間、私はモヤモヤしながらそのドラマを見ていた。


正直、自分でも何にこんなにイライラしているのか分からない。

大河ドラマが嫌なのか。

歴史が嫌なのか。

歴史の常識が分からない自分が嫌なのか。

大河ドラマで“ドヤ顔解説”をする主人が嫌なのか。

「見ればいいのに」とやたら勧めてくる両親が嫌なのか。

フィクションを、まるで本当にあった出来事のように語られるのが嫌なのか。


いろいろな感情がごちゃ混ぜになって、

私はまとめて「大河ドラマが嫌い」なのだと思っていた。


もちろん、分かっている。

これをきっかけに歴史に興味を持ってくれたら御の字だし、

娘はただ「見たいドラマ」を見ているだけ。

大河ドラマだって、所詮はドラマ。誇張も演出もある。


そして迎えた、8時45分。

1秒でも早くテレビを消そうとした、その瞬間。


8時には寝なさいムキーと私に怒られつつ、

姉にくっついて一緒に見ていた息子が、ぽつりと言った。


「忍たま乱太郎みたいだったね」爆笑


その一言で、ふっと力が抜けた。


息子の目には、

乱太郎のお母さんやお父さん、土井先生――

そんなキャラクターたちの“実写版”みたいに映っていたのかもしれない。


45分間、あんなにトゲトゲしていた自分が、なんだかばかばかしくなった笑い泣き


うまくまとまらないけれど、

◯十年こじらせにこじらせてきた

私の「大河ドラマアレルギー」は、

この夜、ほんの少しだけ軽くなった気がする笑い泣き