新潮文庫出版の1冊目に当たる『江戸川乱歩傑作選』を20年ぐらい前に買って読んでいたので、今回の名作選は図書館でお借りして拝読。内容は収録順に『石榴』『押絵と旅する男』『目羅博士』『人でなしの恋』『白昼夢』『踊る一寸法師』『陰獣』の中短編7作。 

 

 この中で耳にした事あるのは『目羅博士』と『陰獣』だったが、個人的にもそれが気に入った。『目羅博士』は引っ越してくると首を吊ってしまう部屋という無気味さ、『陰獣』はどんでん返しが凄い。推理物は最初と最後の二つぐらいで、残りは怪奇系に属するかなといったお話。全体的には傑作選の方が面白いお話が多かった印象。