千里馬クラブ、第30回全国クラブラグビー大会2回戦進出!
次戦は1月22日、福岡県久留米市!
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1993年11月7日。
その日は第一回全国クラブ大会の決勝が行われた日でした。
記念すべき第一回大会の決勝に進出したチームは、茨城県の岩崎電機株式会社を母体とするイワサキクラブと、そしてもう一つのチームが大阪代表の千里馬クラブでした。
熊谷ラグビー場で行われた決勝は、24対10でイワサキクラブが勝利し、千里馬クラブは初大会の準優勝チームとなりました。
1980年に設立された千里馬クラブは、そのメンバーのほとんどが大阪朝高ラグビー部のOBで、実質的な同校のOBチームと言えたと思います。
その頃は、大阪朝高ラグビー部や全国の朝鮮学校の部活動が、全国大会や日本の公式戦に出ることができない時代でした。
公式戦の舞台に立つことがなく高校ラグビーを終え、社会人になってもラグビーをする場所を求めて設立された千里馬クラブ。
第一回クラブラグビー大会に出場した当時のメンバーたちは、ある意味社会人になって初めて立つことのできた、「公式戦」という晴れの舞台で、堂々たるラグビーを披露して千里馬クラブの名前は全国的にも有名になりました。
1994年、大阪朝高ラグビー部に入部した自分は、当時ラグビー部コーチだった呉英吉先生が担当する保健体育の授業で、千里馬クラブの全国クラブ大会出場を特集したテレビ番組(ニュースだったか)を見せてもらったことがありました。
あれから約30年、今になっても脳裏に焼き付いている光景があって、それは当時の千里馬クラブの主将だった先輩が、目を血走らせて公式戦の舞台に立つことの喜びと覚悟を持って、チームメートを鼓舞していた姿でした。
みんなほんとにハングリーだったと思います。
高校から愛して没頭したラグビー。
でも、残念ながら自分たちの力を試す機会は練習試合しか無かった。
そんな自分たちが初めて立った全国の舞台。
その喜びはどんなに大きいかと、当時思いを馳せたテレビ映像でした。
高校時代、たまにあった千里馬との合同練習。
強くて早くて、何よりもイカつくてガラが悪くて、そして勝負に対する厳しさが半端ない先輩たちとの合同練習に、自分たちはすごく鍛えられたと思います。
そんな恐ろしいオッサンたちとラグビーしたら、同じ高校生との試合が余裕に思えて来ました。(笑)
自分は実際には大学を卒業した2001年シーズンに、ニュージーランドに留学するまでの1年弱だけの所属でしたが、同級生も先輩後輩も多く、高校時代から今もずっと近くにいるような感覚でした。
写真は2001年シーズンの全国大会の準決勝。タマリバクラブ対千里馬クラブ。自分は一番得意なポジションの左ロックで出させてもらいました。
この年は初出場のタマリバクラブが全国優勝を果たしたシーズン。(写真提供は同級生K氏)
1980年のクラブ設立から43年目。
今は大阪朝高出身者以外にも、幅広いメンバーが所属しているチームです。
後輩たちの世代が主力となって、真剣に日本一を目指してきました。
そして1月22日(日)に福岡で戦います。
是非、一人でも大勢の方々に応援をお願いいたします!!!
全国クラブラグビー大会2回戦
1月22日(日) 14時 キックオフ
福岡かぶと虫 VS 千里馬クラブ
場所:久留米市陸上競技場
1月8日の初戦で、強豪の神奈川タマリバクラブを撃破!!
※写真は千里馬クラブ公式Facebookより