ムーミンの小説だのコミックスだの
不思議の国のアリスだの読んで
解説本まで購入した。
もっと詳細な解説本は存在するが、取りあえず読む。
この場面には、こういう意味があったのか?とか
いくらなんでも、そういう解釈は
拡大解釈し過ぎだとか、後付け解釈だと思いつつ。
しかしそうは言え、今まで思ってもみなかった
行間を新たに発見できたようで、解説本も悪くない。
この解説本には書かれていない
全くの自分の想像の域を超えない考えだが
手塚治治虫氏のふしぎなメルモは
不思議の国のアリスからヒントを得て
キャンディーで大きくなったり
小さくなったりする話にしたのかな。
手塚はそれだけであれば、アリスと
同じようなものなので
それに大きくなる=歳をとる
小さくなる=若くなるという要素を
加えたのではないだろうか?
だから、ふしぎなメルモでは?
メルモという名前自体は、変異を意味する
メタモルフォーゼに由来することは有名だが
このふしぎなというタイトルについて
言及してあることを読んだことがないが
おそらくはそうであろう。
不思議の国のアリスで、どうにも
私自身、気に食わない部分が2つある。
1つは、あまりにアリスが大きくなったり
小さくなったりを繰り返すこと。
少々クド過ぎる。
もう1つは、この作品の価値を下げていると
私は思う部分であるが、最後の最後が
夢オチで終わっているとことで
物語で夢オチは一番つまらない終わり方で。
その点、もう少し考えて欲しかった。
なんてことをブログに書いたと思ったら
あぁ・・・夢だったか
という夢オチは読み手がポカンとするしかない。