先日、平成22年度の国民年金の保険料

納付状況が公表され、新聞・テレビ等で

目にされたかと思います。


 

納付率 59.3%で、対前年度▲0.7ポイント

この数字だけ見ますと、多くの方がみんな

年金保険料を納付していないなぁ~ 

自分も収めなくてもいいかも? 

と誤解されるかもしれません。


 

これは、あくまで国民年金の納付率ですよ!


 

公表された公的年金制度全体の状況を見てみると

公的年金加入者は全体で、約6,800万人であり、

そのうち、勤め人で厚生年金・共済年金の被保険者で

第2号被保険者と言われる人達が、約3,900万人

第2号被保険者の配偶者、いわゆる専業主婦等が

第3号被保険者であり、約1,000万人


 

上記の納付率というのは、国民年金の納付率なので

自営業者や農業従事者等の勤め人でない方や

現在お仕事をされていない方、20歳以上の学生等であり

第1号被保険者と言われる方の中の納付率であり、

年金制度全体の納付率ではありません。


 

公的年金加入対象者全体でみると

約95%の方が保険料を納付しています!

(保険料を支払わなくてもいいという扱いの免除者や

 学生等の納付猶予者も含まれているそうですが・・・)


 

とても重要なことなので、何度も伝えたいのですが

年金制度は保険制度です。保険料を払ってナンボの世界です。


 

しかも、我々が高齢になってもらう老齢年金ばかりではなく、

何らかのケガ・病気で障害状態になった場合の障害年金

働き手が亡くなった場合に遺族に支払われる遺族年金

この3つの側面を合わせ持っており、もしもの場合に

国が保障する保険制度です。


 

年金制度自体がいくら危なくても、国の骨格的な部分で

採算が合わないから、年金制度は廃止するなどと

いったことはあり得ません。

偏った報道には十分に気をつけ

間違った先入観や偏見を持ってはいけません。


 

しかし、資料を見ますと保険料の納付状況も

かなり地域的にバラつきありますね。

納付率上位は、島根・新潟・福井で島根は70%超です。

逆に下位は、沖縄・大阪・福岡で沖縄は38%程度。

東京・埼玉・千葉が平均値に近く、57%前後のようです。


 

今後の取り組みとして、厚生労働省は

督促や年金制度の啓蒙活動に力を入れるようです。

 


 

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