年金問題がクローズアップし、多くの国民が

年金に関心を寄せるようになったのは

年金記録で照合されていない、

宙に浮いた年金の存在が明らかになったからです。


 

現:日本年金機構 は、そのために様々な年金記録の

修正と言いますか、正常な年金記録を目指し

様々な努力を行ない、現在に続いています。


 

その一つが毎年、誕生月に送られる

ねんきん定期便による、ご本人の年金記録の確認であり

年金記録に漏れがないかについては

ご自身で、ご確認下さいとは前に書いた通りです。


 

そして、記録が抜けている点や不明な点については

日本年金機構に問い合わせ、場合によっては

抜けている年金記録を探してもらったり、

その期間に年金保険料を支払ったという申立てを行ない

年金記録を正常なものにしなくてはなりません。


 

しかし、ここで一つの問題があります!


 

抜けていた年金記録が確認できて、自分の年金の納付

記録に結びついた場合、多くは年金の額が増加します。


 

・・・・・・・・・・・・が、

実はそれによってかえって受け取る年金の額が

減ってしまうといったこともありうるのです。


 

厚生年金の場合には支給される年金額は、

支払った保険料の平均額をベースに計算されます。

その保険料の額の計算のもとと言えば、給料です。

もらっていた給料の額に応じて、保険料が徴収され

保険料を納める形になっています。


 

そのために、過去抜けていた年金記録が

現在計算できる年金額のベースとなる保険料の平均額より

低い給料の頃の年金記録であれば、その部分を加えると

かえって保険料の平均額が下がり、年金額が減るのです。


 

しかも、同様のことは障害厚生年金にも言えます。

障害年金の場合、加入期間が短い場合に

不利益を被らないように、最低保証25年 (300月) で

計算するようになっています。

ここにも影響が出てくることになります。

保険料の平均額問題に加えて、加入期間の問題にも

関係してくるということです。


 

更には、老齢年金の場合には配偶者に対する考慮

とも言うべき、本来の年金額に配偶者の状況に

応じて加算されるものがあります。

加算の条件は、配偶者自身の年金加入期間が

20年未満の場合とされていますので、

こちらにも影響が出てきます。


 

ですから、本当は年金記録が抜けているということは

年金を受けている方やこれから受ける方に

大きな影響を及ぼす、重大な事態であります。


 

また、実際には今の物価と数十年前の物価が

大きく違うように、給与の額・貨幣の実質的価値は

当然に異なるために、年金の計算を行なう場合に

その額を修正するために、実際には単純な話では

これまたないわけです。


 

そこで、とにかく年金記録に不明な点があれば

その時期に何をしていたのか? をよく思い出し

お近くの年金事務所にどう対処すればいいのか?

ご相談されることをお勧め致します。


 


 

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