久しぶりのブログになってしまった。
12月は遊ぼうと思ったのに意外とかなり忙しく、
現場やら編集やら打ち合わせやらで全然遊べていない。
やっと少し落ち着いてきて合間を縫って忘年会にも行けるようになり、
今までの分を取り戻すように深夜から飲み倒すことが多くなった。
そしてまた体が膨らんできている。
昨日こじはるが夢に出てきて僕に話しかけてくれた。
クラスメイトという設定で僕が勉強していると隣の席のこじはるが
「今度のテストってどこが出るのかな?」
「テストが終わったらどこか遊びに行こ」
「未来君って何が好きなの?」
等々、男子高出身の自分にとっては夢のようなシチュエーション。
しかも他の男子がこじはるに色々と話に来るのだが、
適当に受け流して僕だけに笑顔を向けてくれる。
このまま時が止まって欲しい…!なーんて思ってたら目が覚めた。
しかし目覚めはとても良く、最近精神的に疲れていた自分に
「今日からまた頑張って生きよう」という気持ちが湧き上がると同時に、
また勝手に自分の中でこじはるの評価が上がった。
それでは本題。
先日中山競馬場で開催された有馬記念に行ってきた。
競馬の1年の総決算であり今年は現役最強馬オルフェーヴルの引退レースとなる。
前のブログにも書いたがオルフェーヴルは段々と好きになった馬だ。
元々僕はブエナビスタがとても好きであり、
そのブエナに有馬記念で引導を渡したのがオルフェだった。
だから正直最初はあまり好きではなかったしむしろ嫌いだった。
だけど現地で観戦した皐月賞やダービーで見せた
どこまでも突き抜けて行くような強さには惹かれる物があったし、
日本競馬界のためにもブエナの次はオルフェに時代を担ってほしいという気持ちはあった。
そして有馬記念後の阪神大賞典。
後にも先にもきっと無いであろうとんでもないレースを見せてくれた。
完璧な強さを誇った三冠馬のマンガのようなレース。
大笑いしながらも規格外の強さにどんどんと惹かれていった。
それから挑戦した凱旋門賞。
世間でもよく言われているように僕もこの時のオルフェは間違いなく世界最強だったと思う。
テレビで「おぉ!」と叫んで「あぁ…!」と叫んで「…」無言になった。
そして「オルフェでもダメなのか…」という悔しい気持ちを泣きながら噛みしめた。
ジャパンカップは現地で観戦し、
歴史に残るジェンティルドンナとの三冠馬同士の叩き合いを見せてくれた。
そして2年近く当たらなかった馬券が久しぶりに当たった。馬連だけど笑。
そして今年。
フォア賞を圧勝し、日本中の誰もが歴史的偉業達成を期待した凱旋門賞。
トレヴというとんでもない馬がいたことが不運だった。
斤量差が無かったとしても勝てたかどうか分からないくらい相手が強かった。
去年は悲鳴に近い声で叫びまくったけど今年は終始無言だったのを覚えている。
2年連続の2着も日本競馬界にとっては偉業だったが、
初めて日本だけでなく世界も日本馬初優勝を予想していただけに、
自分も含めて日本競馬ファンはとんでもなく落ち込んだと思う。
ただオルフェはもちろんスタッフの皆さんには感謝と敬意の気持ちしかなかった。
長々と書いてしまったがとにかくオルフェは間違いなくブエナ以上に
ここまで日本競馬界を引っ張ってくれた。
気付けば今までの中で3本の指に入るくらいの好きな馬になったし
返し馬で自分の目の前を走って行った時には
「オルフェー!頑張れー!」と言いながらも、
もう「オルフェ!」と叫ぶのは最後なんだと思うと、
出走する前から早くも涙ぐんでしまうくらい感極まっていた。
そしてレース。
ルルーシュが逃げるという驚きの展開になったが、
オルフェは中団のやや後方から追走するような形となった。
前にはゴールドシップなどの有力馬がいて、
好位につけている馬が有利と言われる有馬記念ではどうなのかとその時は思った。
しかし3コーナーを過ぎた辺りから池添の手によって
とても自然な形でするすると1頭だけ上がって行き、前の有力馬を次々とパス。
そして最終コーナーを周ってくる時には西日に照らされた栗毛の馬体が
1頭だけとても大きく見えた。
もうそれは何というか安っぽい言葉で言うとペガサスのような、
とても神々しい存在感を放って最終コーナーを先頭で周ってきたのである。
いつもなら最終コーナー辺りから「行けー!」とか「オルフェー!」とか叫ぶのだが、
その時は「あぁ…!」という驚きと感動が入り混じったような声を挙げて、
少し言葉を失ってしまった。
その後の直線はただただ圧巻であった。
次元の違う走りで2着につけた着差は8馬身。
最初はオルフェの走りに見惚れていたものの、
残り150メートルくらいからもう声援を送れるのは最後なんだと思いだして、
「オルフェー!行けー!」とひたすら声を挙げた。
オルフェがゴール版を駆け抜けた後はじーんとなって
気を抜いたら涙がぽろぽろこぼれ落ちそうだったが
周りに友達もいたために何とか我慢した。
オルフェってこんなに強かったんだ…。
あれだけライバル視されていた他馬なんて目じゃないし、
展開とか調子とかそんなことは関係ない…そういうレベルの馬じゃないんだ。
改めてオルフェーヴルという馬の凄さが分かったレースだった。
ちなみに馬券も3連単で当てることができたがそんなことはどうでもよかった。
レース後の引退式は闇の中でスポットライトが当たり、
更にカメラやケータイのフラッシュが無数に光る幻想的な雰囲気だった。
オルフェが目の前を歩いた時に本当は「オルフェー!ありがとう!」と叫びたかったが、
それを言うと何となくにわかファンっぽいし気持ち悪かったので、
ただ「オルフェー!!」と叫んで力いっぱい拍手をした。
最後の関係者とオルフェの記念撮影の時には少し立ち上がったり、
中々大人しく立ってくれなかったりして手間取っていたが、
それもまたオルフェらしくてよかった。
本当に本当に素敵な馬に巡り会えてよかった。
オルフェのいた間、競馬がとても楽しかったしたくさんの夢を見せてもらった。
今まで日本競馬界を盛り上げてくれてありがとう。そしてお疲れ様でした。
来年以降はお父さんとしてまた違うステージで暴れ回って欲しい。
そして今度は子供が凱旋門賞に挑戦して勝つ姿を見たい。
オルフェが引退した来年以降、次はどの馬が競馬界を引っ張って行くのだろう。
個人的にはエピファネイアに頑張ってもらいたいしその力はあると思うが、
他にもたくさんの強い馬が出てきてこれからも魅力的な面白い競馬が見たい。
とりあえず来年は金杯から現地に行って頑張ろう。
さてここで1つ告知を。
http://kakusen-kun.com/index.html
鼻の角栓が主人公のアニメ『にゅるにゅる!!KAKUSENくん』の最終話が
TOKYO MXにて12月25日(水)の22時27分~22時29分で放送されます。
自分はあるパートの演出を担当してまして、
詳しい内容はご覧になったら分かると思うのですが、
とても衝撃的なラストになっているので是非よろしくお願いします!
明日というか今日はスクールの年内のラストレッスン。
クリスマスイブということで恋愛物の内容に沿ったレッスンをする予定。
頑張るぞ!
12月は遊ぼうと思ったのに意外とかなり忙しく、
現場やら編集やら打ち合わせやらで全然遊べていない。
やっと少し落ち着いてきて合間を縫って忘年会にも行けるようになり、
今までの分を取り戻すように深夜から飲み倒すことが多くなった。
そしてまた体が膨らんできている。
昨日こじはるが夢に出てきて僕に話しかけてくれた。
クラスメイトという設定で僕が勉強していると隣の席のこじはるが
「今度のテストってどこが出るのかな?」
「テストが終わったらどこか遊びに行こ」
「未来君って何が好きなの?」
等々、男子高出身の自分にとっては夢のようなシチュエーション。
しかも他の男子がこじはるに色々と話に来るのだが、
適当に受け流して僕だけに笑顔を向けてくれる。
このまま時が止まって欲しい…!なーんて思ってたら目が覚めた。
しかし目覚めはとても良く、最近精神的に疲れていた自分に
「今日からまた頑張って生きよう」という気持ちが湧き上がると同時に、
また勝手に自分の中でこじはるの評価が上がった。
それでは本題。
先日中山競馬場で開催された有馬記念に行ってきた。
競馬の1年の総決算であり今年は現役最強馬オルフェーヴルの引退レースとなる。
前のブログにも書いたがオルフェーヴルは段々と好きになった馬だ。
元々僕はブエナビスタがとても好きであり、
そのブエナに有馬記念で引導を渡したのがオルフェだった。
だから正直最初はあまり好きではなかったしむしろ嫌いだった。
だけど現地で観戦した皐月賞やダービーで見せた
どこまでも突き抜けて行くような強さには惹かれる物があったし、
日本競馬界のためにもブエナの次はオルフェに時代を担ってほしいという気持ちはあった。
そして有馬記念後の阪神大賞典。
後にも先にもきっと無いであろうとんでもないレースを見せてくれた。
完璧な強さを誇った三冠馬のマンガのようなレース。
大笑いしながらも規格外の強さにどんどんと惹かれていった。
それから挑戦した凱旋門賞。
世間でもよく言われているように僕もこの時のオルフェは間違いなく世界最強だったと思う。
テレビで「おぉ!」と叫んで「あぁ…!」と叫んで「…」無言になった。
そして「オルフェでもダメなのか…」という悔しい気持ちを泣きながら噛みしめた。
ジャパンカップは現地で観戦し、
歴史に残るジェンティルドンナとの三冠馬同士の叩き合いを見せてくれた。
そして2年近く当たらなかった馬券が久しぶりに当たった。馬連だけど笑。
そして今年。
フォア賞を圧勝し、日本中の誰もが歴史的偉業達成を期待した凱旋門賞。
トレヴというとんでもない馬がいたことが不運だった。
斤量差が無かったとしても勝てたかどうか分からないくらい相手が強かった。
去年は悲鳴に近い声で叫びまくったけど今年は終始無言だったのを覚えている。
2年連続の2着も日本競馬界にとっては偉業だったが、
初めて日本だけでなく世界も日本馬初優勝を予想していただけに、
自分も含めて日本競馬ファンはとんでもなく落ち込んだと思う。
ただオルフェはもちろんスタッフの皆さんには感謝と敬意の気持ちしかなかった。
長々と書いてしまったがとにかくオルフェは間違いなくブエナ以上に
ここまで日本競馬界を引っ張ってくれた。
気付けば今までの中で3本の指に入るくらいの好きな馬になったし
返し馬で自分の目の前を走って行った時には
「オルフェー!頑張れー!」と言いながらも、
もう「オルフェ!」と叫ぶのは最後なんだと思うと、
出走する前から早くも涙ぐんでしまうくらい感極まっていた。
そしてレース。
ルルーシュが逃げるという驚きの展開になったが、
オルフェは中団のやや後方から追走するような形となった。
前にはゴールドシップなどの有力馬がいて、
好位につけている馬が有利と言われる有馬記念ではどうなのかとその時は思った。
しかし3コーナーを過ぎた辺りから池添の手によって
とても自然な形でするすると1頭だけ上がって行き、前の有力馬を次々とパス。
そして最終コーナーを周ってくる時には西日に照らされた栗毛の馬体が
1頭だけとても大きく見えた。
もうそれは何というか安っぽい言葉で言うとペガサスのような、
とても神々しい存在感を放って最終コーナーを先頭で周ってきたのである。
いつもなら最終コーナー辺りから「行けー!」とか「オルフェー!」とか叫ぶのだが、
その時は「あぁ…!」という驚きと感動が入り混じったような声を挙げて、
少し言葉を失ってしまった。
その後の直線はただただ圧巻であった。
次元の違う走りで2着につけた着差は8馬身。
最初はオルフェの走りに見惚れていたものの、
残り150メートルくらいからもう声援を送れるのは最後なんだと思いだして、
「オルフェー!行けー!」とひたすら声を挙げた。
オルフェがゴール版を駆け抜けた後はじーんとなって
気を抜いたら涙がぽろぽろこぼれ落ちそうだったが
周りに友達もいたために何とか我慢した。
オルフェってこんなに強かったんだ…。
あれだけライバル視されていた他馬なんて目じゃないし、
展開とか調子とかそんなことは関係ない…そういうレベルの馬じゃないんだ。
改めてオルフェーヴルという馬の凄さが分かったレースだった。
ちなみに馬券も3連単で当てることができたがそんなことはどうでもよかった。
レース後の引退式は闇の中でスポットライトが当たり、
更にカメラやケータイのフラッシュが無数に光る幻想的な雰囲気だった。
オルフェが目の前を歩いた時に本当は「オルフェー!ありがとう!」と叫びたかったが、
それを言うと何となくにわかファンっぽいし気持ち悪かったので、
ただ「オルフェー!!」と叫んで力いっぱい拍手をした。
最後の関係者とオルフェの記念撮影の時には少し立ち上がったり、
中々大人しく立ってくれなかったりして手間取っていたが、
それもまたオルフェらしくてよかった。
本当に本当に素敵な馬に巡り会えてよかった。
オルフェのいた間、競馬がとても楽しかったしたくさんの夢を見せてもらった。
今まで日本競馬界を盛り上げてくれてありがとう。そしてお疲れ様でした。
来年以降はお父さんとしてまた違うステージで暴れ回って欲しい。
そして今度は子供が凱旋門賞に挑戦して勝つ姿を見たい。
オルフェが引退した来年以降、次はどの馬が競馬界を引っ張って行くのだろう。
個人的にはエピファネイアに頑張ってもらいたいしその力はあると思うが、
他にもたくさんの強い馬が出てきてこれからも魅力的な面白い競馬が見たい。
とりあえず来年は金杯から現地に行って頑張ろう。
さてここで1つ告知を。
http://kakusen-kun.com/index.html
鼻の角栓が主人公のアニメ『にゅるにゅる!!KAKUSENくん』の最終話が
TOKYO MXにて12月25日(水)の22時27分~22時29分で放送されます。
自分はあるパートの演出を担当してまして、
詳しい内容はご覧になったら分かると思うのですが、
とても衝撃的なラストになっているので是非よろしくお願いします!
明日というか今日はスクールの年内のラストレッスン。
クリスマスイブということで恋愛物の内容に沿ったレッスンをする予定。
頑張るぞ!