約3日間京都に滞在していて今日東京に戻ってきた。


第3回丹後映像フェスティバルに短編映画『Memory』がノミネートされたため、

宮津市という天橋立で有名な土地に行ってきたのだ。


前日徹夜だったせいでとても眠かったのだが、

宮津市に降り立った途端、一気にテンションが上がって目が覚めた。


映画祭主催の方々に挨拶をした後少し眠ろうと思ったのだが、

結局眠れずに携帯アプリのドラクエ2のレベル上げをすることに。

ようやくラスボスを倒せそうなレベルまで上げたところで前夜祭へ向かう。


旅館から徒歩10秒くらいの居酒屋で行われたアットホームな前夜祭。

ノミネートされた他の監督さんや審査員の方々、主催者の方々…

色々な人と酒を酌み交わしてマジメな映画の話からくだらない話まで色々喋った。


どこで仕入れたのか知らないが先日キャバクラで失敗した話が蔓延しており、

気付けば僕はキャバクラ好きのダメな人というキャラにされてしまっていた笑。

先日行ったキャバクラだって数年ぶりに行ったのに…まあ面白いからよかったけど笑。



そして映画祭当日。

簡単な挨拶が終わった後に今回ノミネートされた作品が一挙に上映される。


自分の作品が上映されるのも緊張したのだが、

他の作品が上映されてる時の方が緊張した。

他の監督さんたちには悪いが

「どうか面白くありませんように」という気持ちになってるからだ笑。


だがノミネートされてる作品が面白くないわけがなく、

僕の願いはあっさりと裏切られることに。


コンペ部門の作品の上映が終わった後は、

僕がお世話になってる監督さんのスカラシップ作品の上映。


宮津市の特色を活かしたとても観やすい作品だった。

でも今までの映画とは違う作風だったので、

感動的なシーンで監督さんの顔が浮かんできて笑ってしまう…

という変な現象も起きてしまった笑。


さてそしてコンペ部門の各賞発表。

開き直って結果を待ってたおかげもあったのか、

見事『Memory』がグランプリを獲得することができた。


http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20120227000052


正直もっと嬉しいという気持ちが湧き上がるのかと思ったが、

あまり実感が湧かなかったため、何ともビミョーなテンションで受賞挨拶をすることに。

とりあえず様々な関係者への感謝の意と

次回のスカラシップを獲りたいという気持ちは伝えられたと思う。


今回グランプリを獲得したからというわけではなく、

この映画祭はとてもアットホームで雰囲気がよく宮津市という町も大好きになった。

色々な人と巡り会うことができたしいい思い出しか残っていない。

だから絶対にこの町で長編映画を撮りたいと思う。



さて映画祭が終わった後は四条に宿を取り、

大学時代やバイト時代の友人や先輩と久しぶりに再会して、

またいっぱい飲むことになった。

懐かしい話がたくさん出てきてとても楽しかったし

やっぱり京都っていいなと思った。


本当はもっとたくさん観光もしたかったのだが、

二日酔いなどの理由で最終日に清水寺に行けたのみ。


でも僕は清水寺に行くまでの石畳の坂が大好きなので、

それをゆっくりと堪能できただけでも満足できた。



とりあえず2012年はなかなかいいスタート。

でも自分はまだまだ実力が足りないし今回の結果も運と縁のおかげだと思っている。


色々な紆余曲折があって次作は映画じゃなくてPVを撮る予定だ。

少しでも上に行けるように今は作り続けなければ。


頑張るぞ!