11月に術後10年の検査をしてきました。

結果は問題なし。
ついに癌研を卒業になりました。

息子を連れて癌研に行くのは昨年と今年で2回目ですが、なんとも感慨深いものがあります。
10年前は10年後に子供連れて来ることなど想像できませんでした。
自分の命がどうなるかしか考えられなかった。
そう考えると10年短いようで長いです。
今は息子の為にも健康でいなければと強く思います。

卒業後も1年毎の検査は変わりませんが、癌研での検査ではなくなります。
紹介病院リストが書かれている紙を頂くので、その中から病院を選び、紹介状を書いてもらいます。
その中には癌研の健診センターもありました。
私は、病気を発見してくれた表参道の病院を選びました。

それから最後の診察で遺伝子検査(遺伝性乳がん卵巣がん)を勧められました。

・45歳以下の乳がん発生
・60歳以下のトリプルネガティブ乳がん発生
・2個以上の原発性乳がん発生

今年の4月から乳がん経験者で遺伝子を持っている人は、乳房や卵巣の予防的切除が保険適用で出来る様になり、上記の何れかに該当する人には声をかけているそうです。
私は出来ればもう1人子供が欲しいと思っていて、それから検査しても遅くはないのかな、と思いましたが、家族で相談した結果、検査だけは先にしてもいいんじゃないかということで話がまとまりました。

ちなみに検査の費用は10万円程。

乳がんは年1回の検査をしていれば手遅れで亡くなることはないけど、卵巣がんは進行が早いので注意が必要とのこと。
遺伝性乳がん卵巣がんが認められた場合には、卵巣がんの検査は3ヵ月に1回になるそう。

卒業で喜んだのも束の間、まだまだ不安なことはありますね。

三年半振りの投稿になってしまいました。
その間、結婚、出産を経験し、怒涛のような30代前半を過ごしています。
入籍の翌月に引っ越し、その翌月に結婚式、結婚式翌日に妊娠発覚。
そして平成最後となる今年、無事に元気な男の子を出産しました。
母子ともに健康です。

20代中盤に、乳がん、卵巣のう腫(良性)を経験しており、乳がんの治療としてノルバデックスを服用(5年間)。服用終了後1年間は妊娠しない方がいいと言われていました。
その以降は妊娠しても問題ないと言われていましたが、何となく妊娠できるのか、無事出産にできるのか不安でした。
そのせいか、妊娠中は神経質になったりもしましたが、無事に健康な男の子を出産することができました。

術後10年まであと一年半。
10年経ってやっとひと段落ですね。
1月11日で5年間毎日飲んだノルバデックスを終了しました。

私は術後の治療が、ノルバデックスのみだったので、これで全て終了になります。

5年間、短いようで長かった。

26歳~31歳 女性としてちょうど大きな変化がある時期です。

周りの友人はこの5年間で、結婚出産を経験している子が多く、一体何回結婚式に出席したんだ?と思うくらい
都内の結婚式場だいたい行きましたw

両親は先生に言われている通り、できれば5年間飲んで欲しいと言っておりましたが、私は3年飲めば、後はいつ辞めてもいいと思っていました。

途中、結婚の話が出た方もいましたが、結局そこまでには至らず、わざわざノルバデックスを辞める理由もなく5年経過しました。

自分の中で、やはり薬をきちんと飲み終わるまでは結婚妊娠が考えられませんでした。

それまでは、ひとまず仕事。

結婚出産後も仕事を続けたいとずっと思っていましたので、その土台を作る時期。

自由な時間がある今だからこそ、と思い様々な活動をしました。

お陰様でお仕事はとても順調です。

乳がんを経験し、ノルバデックスを飲み終わった今、やっとひと段落着いたという気持ちです。

これから、自分の気持ちがどのように変わるのか楽しみです。