PlateCrack迷走の軌跡 -76ページ目

震源深さ100km以上の地震は減少

まずは下図をご見てください。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-深い地震

震源深さ100km以上のM1以上の地震を2010年から表示したものです。この図を見ると太平洋プレートが北米プレート、フィリピン海プレートに押し込まれ、割れながら(地震を起こしながら)沈み込んでいく様子が良くわかります。M3-4の地震は年中発生していてM5-6もしばしば起きています。震源が深く地上への影響が少ないので気にされることはありませんが、これほど頻繁に地震が発生していること、そしてこれほどはっきり沈み込んでいるプレートが浮き立ってくることに驚きました。
右の時系列のチャートを見ると、3/11の本震以降地震の発生が減少していることがわかります。
これは、本震によりプレートに割れが生じたため、押し込む力が一時的に弱まったことが原因だと考えられます。

3.福島、銚子の地震は太平洋プレートによるものではなく、北米プレートのクラック(断層)によるもの

今回は福島、銚子で起きた群発的な地震について検討します。
まず、銚子から見てみます。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-銚子

20km以下の浅い震源で群発的に地震が発生している様子がわかります。本震の翌日3/12から発生し、3/16には数多くの地震が発生している様子が判ります。これは先に説明しましたように太平洋プレート下部のマントルが移動したため、その部分が減圧状態になり、③のようにプレート下部に割れが生じたものと思われます。

$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-地盤沈下原因

次に、福島を見てみます。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-福島

銚子と同様、20km以下の浅い震源で群発的に地震が発生している様子がわかります。右の時系列の図を見ていただくと、4/11からさらに赤色の濃い、つまり浅い震源の地震が群発していることがわかります。4/11 17:16にM7.0の地震がありました。この地震は太平洋プレート下部ではなく上部にできたものだと思われます。そのメカニズムを下図に示します。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-上昇

プレート下部のクラックにはマントルが流れ込み、冷却されてクラックは修復されます。地盤沈下した部分に新たに⑤のようにマントルが流れ込み、⑥のように地盤が上昇を始めます。するとプレート上部が引っ張られ割れが生じやすくなり、限度を超えて⑦のような割れが生じたのだと考えられます。

球観測衛星「だいち」の観測データからも、下図のように地表での地殻変動(断層)が観測されています。
$東北地方太平洋沖地震のメカニズム-断層
国土地理院平成23年(2011年)4月11日福島県浜通りの地震(M7.0)に伴う地殻変動より引用

沈降時にプレート下部に割れが生じたところでは上昇時にもプレート上面に割れが生じやすいことは容易に想像がつきます。マントルの移動、つまり地盤の上昇に伴い、銚子沖でも比較的規模が大きく震源の浅い地震が起こる可能性があると言えます。規模は福島の例と沈降時に生じた地震を参考にするとM7.0以下と考えられます。不安を煽るつもりは毛頭無いのですが、警戒しておくに越したことは無いかと思います。

改めて申し上げますが、これは地震に関して素人の私が推測するメカニズムを記述しているブログですので、内容については各自でご判断下さいますようお願いします。
因みに、ブログのジャンルは「自己満ブログ」「たわごと」です。(^_^;)

マントルの移動(微振動、地鳴り)と潮汐、気圧の関係

多くの方々がブログ等で書かれている微振動、地鳴りについての報告を見ていると、どうも静かな日と激しい日があるようです。
この原因について考えてみました。マントルの移動をに影響を与える要因として潮汐や大気圧も影響があるような気がします。
潮汐は海面を数メートル上下させるだけの力が働き、気圧も1hPaで約1cm海面を変化させます。980hPaの低気圧と1020hPaの高気圧では約40cmもの違いがあります。これだけの圧力の変化があるのであれば、マントルの移動にも影響があるかもしれません。
潮汐は月や太陽の引力の影響等を受けて海面が上下するものですから、正確には重力の変化と捉えたほうがいいかもしれません。潮汐は一日に何度か上下を繰り返しますので、マントルのようにゆっくりした動きをするものに対してはさほど敏感に反応するとは考えにくいと思います。つまり、潮汐の高低よりも一日の平均潮位の方が重要だと思われます。ただし、潮汐は海の中では潮が動き地盤への影響を打ち消してしまうので、影響は少なく、陸地で影響を与えるのではないかと考えられます。
平均潮位の低いときや高気圧のときはマントルの移動は少なくなると考えられます。逆に平均潮位が高いときや低気圧のときはマントルの移動が激しくなることが予想されます。

気圧の変化についてもマントルの動きがゆっくりしているという理由から、同じ気圧の高気圧でも1日で通り過ぎるのと3日間居座るのとでは後者の方が大きな影響を与えると考えられます。
この理論は火山活動の活性にも当てはまると思います。つまり平均潮位の低いときや高気圧のときは火山活動は抑えられ、逆に平均潮位が高いときや低気圧のときは火山活動が活性化することが予想されます。

日平均潮位(重力)のデータを探しているのですがいいものがありません。国土地理院の潮位データでは最新のデータが見られません。だれでもデータを加工せずに見られるサイトをご存知の方は教えてください。

日平均気圧のデータは過去の気象データ検索で見てください。
因みに小名浜の2011年5月の日ごとの値はこちら