「白痴」ドストエフスキー
★★★☆☆
ロシアの文豪ドストエフスキーによる五大長編作品の1つです。
過去に「罪と罰」、「カラマーゾフの兄弟」は読んでいるので、この「白痴」で3作目となります。
過去に読んだ「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」はドストエフスキーの哲学的な面がクローズアップされる作品でしたが、今回読んだ「白痴」は哲学的でもあるんですけど、割と恋愛小説的な内容でした。
ここ最近、読書の記事を書いていなかったのはこの小説を読むのに凄く時間がかかったからなんです。
退屈な小説ではないんですけど、読むのにかなりのパワーが必要でした。
ロシア小説あるあるなんですけど、登場人物の名前がなかなか覚えられなくて、
「あれ?こいつ誰だっけ?」
みたいなことがしょっちゅうあって、そのたびに少し前を読み返したりしていたら凄く時間かかりましたね。
あと、これはドストエフスキーあるあるなんですけど、ストーリーの本編とはあまり関係なさそうなエピソードが延々と続いたりするんです。この辺りは結構読んでてきつかったです。
面白くないってわけではないんですけどねぇ。
若き侯爵レフ・ニコラエヴィチ・ムイシュキンはてんかんの療養をしていたスイスから母国ロシアに帰ってくる。
ペテルブルクへ向かう列車の中でロゴージンという男と知り合う。
ロゴージンは莫大な財産を相続したばかりで、この男からナスターシャ・フィリポヴナという女性の名を知る。
ムイシュキン遠縁であるエバンチン将軍を頼ろうとエバンチン家を訪れる。そこで、ムイシュキンは将軍夫人と三人の娘を知り合う。
ムイシュキンはここに勤めるガーニャからナスターシャとも知り合う。
ムイシュキンはナスターシャに恋し、求婚することに。
しかし、彼女はロゴージンの元に行ってしまう。
ムイシュキンとロゴージンは恋敵となる。
将軍の娘であるアグラーヤが、ムイシュキンに思いを寄せ始める。
ナスターシャはムイシュキンに幸福になってほしいと願い、アグラーヤに手紙でムイシュキンとの結婚すすすめるが・・・・
といった感じの内容です。
あらすじだけ読むと本当に恋愛小説ですね。
この物語に登場する人物、特に主人公であるムイシュキンという人物と、ヒロインの一人であるナスターシャの2人に関しては、時々
なに考えてるんだ!?
ってなることが多々あった。
この小説は作者のドストエフスキー的にはお気に入りの作品のようで、彼はこの小説で
無条件に美しい人間
を描きたかったそうです。
この”無条件に美しい人間”というのはもちろん主人公のムイシュキンのことでしょう。
この主人公はタイトルであるように「白痴」とされています。
この「白痴」というのがある意味無垢で美しい存在として描かれているような感じでした。
タイトルにもなっているぐらいだからこの「白痴」ってのが物語のなかで重要なものになっているす。
特にラストではドーンってきます。
物語とては、なかなか面白かったですよ。
特に最初の方と最後の方はかなり面白いかったです。
秋の夜長に根気よく読むにはいい小説ではないかと思うので、挑戦してみたいという方はぜひ読んでみてください。
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