映画「T2 トレインスポッティング」 | 渋谷宙希のブログ

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「T2 トレインスポッティング」

★★★☆☆

【公開】2017年
【製作国】イギリス
【上映時間】117分
【監督】ダニー・ボイル
【原題】T2 trainspotting

 

 

 

1996年に公開され、世界中で大ヒットした映画「トレインスポッティング」の続編です。

 

 

20年ぶりの続編なのにちゃんとオリジナルキャストってことで、1作目に思い入れのある自分からすれば期待しつつも、少しの不安を抱きつつ劇場へ実に行きました。

 

 

結果的には

 

 

結構グッときました

 

 

ただ、この映画は1作目を比較的リアルタイムで観て、なおかつ思い入れのある人じゃないとあまりグッとこないでしょう。

 

 

ましてや、1作目を観ていない人が何かの間違えで観てしまったらなにがなんだかサッパリの映画だと思います。

 

 

映画の中でグッとくるシーンの全ては1作目の引用や、オマージュのようなシーンだからです。

 

 

物語も20年も経ってるのに、1作目から直結した話で、ある程度1作目の大筋を知っていないと意味わかんないでしょうね。

 

 

これから観に行く予定がある方は、まず1作目を観て予習してから劇場へ見に行くことをお勧めします。

 

 

 

 

 

20年前仲間を裏切り、大金を持って行ったレントンは、20年ぶりに故郷エディンバラへ帰ってくる。

 

 

実家を訪れると、母は既に亡くなっており父が一人で暮らしていた。

 

 

一方、20年前レントンに裏切られた仲間たちは今だに悲惨な生活を送っていた。

 

 

シック・ボーイことサイモンはヴェロニカという若い女性と組んで、恐喝まがいのことを繰り返している。

 

 

スパッドは相変わらずのジャンキーで、妻とは離婚。息子には会うこともできない。

 

 

ベグビーは刑務所に入っていた。

 

 

20年ぶりにサイモンと再会したレントンは、散々殴られてから、20年前に持ち逃げしたカネをサイモンに渡す。

 

 

そして、スパッドの家を訪ねたレントンは自殺しようとしているスパッドを間一髪のところで救出する。

 

 

その頃、ベグビーは刑務所を脱獄し、エディンバラへ帰ってきていた。

 

 

20年前と変わらずそれぞれが、それぞれに悲惨な生活を送っていたが、レントンとサイモンは自分たちの売春宿を作る計画を立て、そのための資金集めを開始するが・・・・・

 

 

 

 

みたいな内容です。

 

 

とにかく、20年前と同じキャストでやってくれたってのが本当に素晴らしかったと思います。

 

 

1作目のラストで、金を持ち逃げしたレントンがその後一体どうなったのか?

 

 

というのは、みんな想像すると思うんですけど、まさかオランダまで逃げ20年も故郷に帰ってなかったとは。

 

 

前作の終わりから物語が直結しています。

 

 

まず、思うのは

 

 

20年たってみんなおじさんになったなぁ

 

 

ってことでしょう。

 

 

そう考えると、この1作目の映画をリアルタイムで観た自分もあの頃より20歳年取ったんだなぁ、ってしみじみ。

 

 

とにかく、この映画は1作目に思い入れがある程ノスタルジーで感動できる作りになっていました。

 

 

 

 

その辺は、嬉しくもあり、新作映画としてはどーなのかなぁって部分でもありました。

 

 

ストーリーの内容的にはまぁそれほど凄くいいって感じではなかったです。

 

 

ただ、何度も言いますが1作目のノスタルジーが随所にちりばめられてるんですね。

 

 

1作目のシーンをオマージュしたようなシーンがあったり、音楽であったり。

 

 

特に、20年ぶりに実家へ帰ってきたレントンが当時のまま残しているという自分の部屋へ入り、レコードをかけようとするんだけど、落とした針をすぐに上げてしまう。というシーンで、一瞬

 

 

Iggy Popの”Lust For Life”

 

 

 

 

のイントロらしきものがかかるんです。

 

 

このシーンが1作目好きな人はグッとくるんですよね。

 

 

今回の新作では基本的に1作目の主要キャラクターがほとんど登場しますが、新キャラも登場します。

 

 

サイモンのビジネスパートナーであるヴェロニカが主要な新キャラです。

 

 

この人がなかなかいいんですよね。

 

 

おじさんばっかりの映画の中で唯一若い登場人物で、ラストもいい感じで活躍します。

 

 

 

 

 

あと、前作もいい役柄だったスパッドが今作ではほとんど主人公並みの活躍をします。

 

 

スパッドが依存症を脱して、ラストへ向かってあることを始めるんですけど、それが泣けるんです。

 

 

結局最終的に一番幸せになるのはスパッドかもしれない、って思えるラストがナイスでした。

 

 

残念な部分もかなりありました。

 

 

ベグビーが反省というか、そーゆー感じのことを言うシーンみたいなんがちょっと微妙でしたねー。

 

 

なくてもよかったんじゃないかなぁって思います。

 

 

ドラッグのシーンも正直なんだか無理矢理だぁって感じで微妙でしたねー。

 

 

 

 

 

何度も言いますが、1作目に思い入れがある人なら楽しめる作品。

 

 

逆に、1作目にあまり思い入れのない人、もしくは見たことない人はあまり楽しめないのかもしれないですね。

 

 

音楽は今回もカッコよかったです。

 

 

気になった方はご覧ください!

 

 

 

 

予告編

 

 

 

 


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