「ダーククリスタル」
★★★☆☆
【公開】1982年
【製作国】アメリカ
【上映時間】93分
【監督】ジム・ヘンソン、フランク・オズ
【原題】The Dark Crystal
1982年に公開されたファンタジー映画。
人間が一切登場せず、マペットの演技だけで構成された映画で、公開当時は世界中のクリエイターに影響を与えたと言われている作品です。
全編マペットのみという世界観が凄く面白かったです。
もう人形の動きがとにかくリアルで凄い!
物語の内容はヒロイックファンタジーの原型となるような感じでした。
これを見ると多くの人が
ファイナルファンタジー
を思い出すんじゃないかな、って思います。
少なくとも自分はファイナルファンタジーっぽいなーって思いました。
きっと影響は受けてるんじゃないかなぁーって思いますね。
ダーククリスタルが割れて暗黒が支配する世界になる
って設定がもう
FFやん!
って感じですよね。
ダーククリスタルが割れ、邪悪な生物スケクシス族が支配する世界だったが皇帝の死によって、残されたスケクシスは9人となる。
しかし、3つの太陽が重なる時、ダーク・クリスタルは巨大な力を得てスケクシスは再び栄華を極めるという。
一方、予言によるとゲルフリン族がスケクシスを滅ぼし、平和な世界が訪れると言われている。
そのことを知っているスケクシスはゲルフリンを全滅させていた。
だが、穏やかな賢者の一族ミスティック族に一人のゲルフリンの少年を保護していた。
太陽が重なるときが近づいて来たので、ゲルフリン最後の生き残りであるジェンはクリスタルのかけらを探す旅に出る。
旅の中で出会ったオウグラからクリスタルのかけらを受け取ったジェンは、森の中で同じゲルフリン族の少女と出会い、共にダーククリスタルの城を目指すことになる。
といった内容です。
まず、最初にも書きましたがこの映画はマペットの演技のみで作られた映画で、そのマペットの動きがとにかくリアルなんです。
監督の一人であるジム・ヘンソンは有名な操り人形師で、「セサミストリート」などが有名な仕事。
ジム・ヘンソンは「ラビリンス 魔王の迷宮」も監督をしていて、この映画でもマペットが大活躍をしています。
ちなみに、魔王の役をボウイがしていることで有名。
この映画にもクリスタルが重要なアイテムとして出てきたような・・・
もう一人の監督フランク・オズは「スター・ウォーズ」のヨーダの声とマペット操作をしたことで有名な方ですね。
とにかく、アメリカ最高のマペット師が作ったマペットのみの映画なので凄く気合入ってる感じがして凄かったです。
動きがヤバイんですよ。
中に人が入ってるのかな?
って思えるくらいの動きなんですけど、人形のデザイン的に中に人が入れそうにない、感じなんで
一体どーやって動かしてるんだ!?
って思いました。
一部、実際に中に人が入ってるシーンもあるようなんですけど、ほとんどのシーンは人形の操作で動いているみたいで、凄い!
一体のマペットを操作するのに4、5人がかりの場合なんかもあったようですね。
全て空想の生物なんですけど、デザインもかなり良かったと思います。
主人公の少年も人間っぽいけど、人間とは違った造形でいい感じです。
ヒロインの少女は人形なのにちゃんと美少女感が出てるのが凄い!
敵や脇役もみんな個性的なデザインで素晴らしい。
ストーリー的には最初に書いたように「ファイナルファンタジー」の元ネタになったんじゃないか?って感じの世界観と、少年が成長する冒険活劇としてもなかなか良かったです。
今の時代の自分から観ると、主人公にはもう少し強くなってもらってバリバリに戦ってくれたら良かったなぁ、って思ってしまいます。
「スター・ウォーズ」はライトセーバーのアクションがやはり映画の見どころの1つだと思うので、そんな感じのかっこいいアクションがあればもっと人気でたんじゃないかなぁと思います。
全編マペットの演技で作られた映画気になったっ方はぜひご覧ください。
予告編
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