読書「女神」三島由紀夫 | 渋谷宙希のブログ

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「女神」三島由紀夫

★★★★☆

 

 

 

新潮文庫の「女神」には中編小説の「女神」の他に短編10編収録されています。

 

 

久しぶりに三島由紀夫の小説を読みましたが、やっぱり凄く良かったです。

 

 

「女神」は1954年に雑誌「婦人朝日」にて連載開始された作品。

 

 

自分の娘を究極の美しさに育てようとしている周伍と美しく育った娘の朝子の物語。

 

 

元々、周伍は妻の依子を徹底的に教育し、美しく育て上げるが、空襲により顔に火傷をしてしまう。

 

 

妻の代わりとなったのが、娘の朝子だったが、交通事故をきっかけに知り合った鳩一と、美男子で金持ちでハーバード大学を出ているエリート俊二と出会うことで状況が変わってくる。

 

 

普通の小説なら、この2人の男のどちらとくっつくんだろうなぁ?って感じの展開なんでしょうけど、この小説はそもそもが恋愛小説ではないので、誰と誰がくっつくとか、そーゆー感じの話ではないんですよね。

 

 

その辺が凄く面白いんです。

 

 

ここには書きませんが、ラストが凄く面白かったです。

 

 

この小説でよく言われているのが、芸術や人生について描かれていると言われているが、読んだ時点ではその辺はよくわかんなかったです正直。

 

 

ただただ、一人の少女が完璧な美の化身へと覚醒する物語なのかな。って思ったんですけど、個人的にはそーゆー話好きなんで凄く良かったです。

 

 

三島由紀夫は男性の物語はいかにも男性らしく、女性の物語はいかにも女性らしく描くので凄いなって思います。

 

 

三島由紀夫の中にある男性観と女性観がハッキリと出ている感じがして面白いなぁ、と思います。

 

 

「女神」以外の短編もロマンチックな内容のものが多くて凄く好きな感じでした。

 

 

気になった方はぜひとも読んでみてください。

 

 


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