映画「グッバイ、サマー」 | 渋谷宙希のブログ

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「グッバイ、サマー」

★★★★☆

【公開】2015年
【製作国】フランス
【上映時間】104分
【監督】ミシェル・ゴンドリー
【原題】MICROBE ET GASOIL

 

 

「エターナル・サンシャイン」や「恋愛睡眠のすすめ」のミシェル・ゴンドリー最新作です。

 

 

ゴンドリー自身の体験をもとにした自伝的青春ストーリーってことなんですけど、主人公の少年ダニエルがゴンドリーなんだろうか・・・・

 

 

この手の自伝的ストーリーってわざわざ言う必要あるのかな?って思ったりしてしまいます。

 

 

人間が作るものなんて多かれす少なかれ過去の自分自身の体験がベースになってるもんなんじゃないの?って思うんですけどね。

 

 

と、最初に文句言いましたが、この映画

 

 

とてもよかったです!

 

 

バカ青春ってやっぱり好きです。

 

 

同じく、監督の自伝的ストーリーだった「シング・ストリート」よりもこっちのほうが好きな感じでした。

 

 

退屈で幸福とは言えない現実から逃げ出そうと旅に出る。

 

 

という設定はいつの時代も通じる普及的なテーマですね。

 

 

少年は常に日常から抜け出したいと願うものです。

 

 

 

 

 

女の子のような14歳の少年ダニエルは、学校でもパッとせず、家では過保護な母親との関係にうんざりしていた。

 

 

ある日、同じクラスにテオという少し変わった少年が転校してくる。

 

 

テオは機械いじりが好きで、目立ちたがり屋。

 

 

転校早々、クラスで浮いた存在に。

 

 

同じく、浮いていたダニエルはテオと意気投合する。

 

 

 

 

絵を描くのが趣味のダニエルは、ギャラリーに自分の描いた絵を持ち込んで個展を開くが、来てくれたのはテオだけだった。

 

 

夏休み。2人は手作りの自動車で、旅をするという計画を立てる。

 

 

廃材やから集めた機械を組み立てて車を作るが、認可が取れず公道を走ることができない。

 

 

そこで、ダニエルはとんでもないアイデアを思いつく。

 

 

家の形をした車を作って、警察が来たら脇に止める。すると家にしか見えない!

 

 

2人は家型の車を作り、いよいよ旅に出るが・・・・・

 

 

 

 

 

といった内容。

 

 

家の形をした車で旅するってのがバカっぽくていいですよね。

 

 

ただ、この映画の見どころは

 

 

旅に出るまで

 

 

だと思います。

 

 

旅に出てからは、正直それほど面白いってわけではないんですけど、旅立つまでは最高です。

 

 

思春期真っ只中14歳の少年ダニエルは自分が他人と違っていて輪に溶け込めないというもの。でも、みんなと一緒なんてもっと嫌!という矛盾を抱えています。

 

 

この感覚凄くわかる気がします。

 

 

人と一緒は嫌だけど、違って浮くのも嫌だなぁ、って思いますよね。特に14歳くらいの頃ってそろそろ自分って何者?とか考える時期じゃないですか。

 

 

で、この子絵を描くのが上手で、パンクバンドしてるお兄ちゃんの絵とか描いてるんですけど、密かに女性の裸の絵を描いてるんですね。

 

 

で、自分の描いた裸の絵を見てオナニーするわけです。

 

 

これは凄い!

 

 

自分の描いた絵でねぇ。凄いなぁ。

 

 

キングコングの西野も同じことしてたらしいですね。自分の一番見たい絵が見れるって意味では最高なのかもしれませんね。

 

 

で、個展とかもするんですけど、個展はパンクの絵でした。

 

 

この個展開いて誰も来なくて退屈してるシーンも凄くわかるって感じです。

 

 

自分も個展とかすると基本暇ですからね。

 

 

唯一遊びに来てくれるテオがまたいいんです。

 

 

誰もいないギャラリーの中を人をかき分けるようなジェスチャーで移動して、いない人相手におしゃべりするわ、ダンス踊るわで、もう天才ですよこの子。

 

 

結局個展は失敗に終わるんですけど、テオとの友情は深まって良かったやん。って感じです。

 

 

母親はなんか胡散臭いセミナーみたいなのに通ってて、そこに行く途中で

 

 

「個展に来てくれなかったじゃないか」

 

 

って言うと、裸の絵のことを聞かれるんです。

 

 

「あの裸の絵を展示すればよかったのに、あっちの方がアートよ」

 

 

みたいなこと言われて、母の元から離れていくダニエルに母は

 

 

「ごめんなさい!もう性的な話はしないからー!」

 

 

って言って引き留めようとするシーンがあるんですけど、ここ最高に面白かったです。

 

 

母親を演じるのは「アメリ」のオドレイ・トゥトゥ。もうすっかりおばさんですね。

 

 

 

 

個人的に一番グッと来たのは、公道を走る許可が取れなくて、旅を諦めようとする2人がやっぱり車を完成させて旅に出よう!と決意するシーン。

 

 

「30年後を想像してみろ」

「あの夏のこと覚えてるか?」

「あぁ、自作の車で旅に出ようとしてたな。諦めたけど・・・・」

「いつも、諦めてるよな俺たち・・・・・」

「決めた。完成させよう!」

 

 

このシーンは普通に泣きますね。

 

 

どちらかと言えば彼らの30年後の年齢に近いのでより重いです。

 

 

他にも、ダニエルが恋するクラスメイトの女の子とのやり取りなんかも切なくていいです。

 

 

そして、この映画はラストがとにかくいいんですよ。

 

 

「シング・ストリート」はラストがちょっとダメでしたけど、この映画はラストが最高でした。

 

 

あと、この映画の見どころとしては

 

 

主人公の少年2人がとてもかわいい

 

 

ってことです。

 

 

ダニエルは本当に女の子みたいで凄い美少年。

 

 

テオも凄くきれいな顔立ちをしていて、美少年好きにもたまらん映画になっているのではないかと思います。

 

 

 

 

現在公開中です。気になった方はぜひともご覧になってください。

 

 

 

 

 

予告編

 

 


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