「さらば青春の光」
★★★☆☆
【公開】1979年
【製作国】イギリス
【上映時間】115分
【監督】フランク・ロッダム
【原題】QUADROPHENIA
The Whoのアルバム「四重人格」(Quadrophenia)をベースにした映画。
The Whoのアルバムをベースにした映画といえば「トミー」(感想はこちら)というのもありましたね。
今回ご紹介する「さらば青春の光」は「トミー」に比べるととてもわかりやすい青春映画になっております。
いわいるモッズという文化を知る上でとても面白い作品なのではないでしょうか。
モッズというのはイギリスの労働者階級の若者の間で50年代から60年代中頃にかけて流行した音楽やファッションをベースにしたライフスタイルだそうです。
三つボタンの細身のスーツに、ミリタリーパーカーというファッションで装飾されたスクーターに乗る。
そんなファッションに身を包んだ若者の生活を描いているのがこの映画です。
この映画が公開された当時、モッズのリバイバルブームが起こりネオ・モッズのムーブメントが巻き起こったというんだから、すごい影響力のあった映画だったんでしょうね。
この映画を見るのは今回2度目だったんですけど、ラストシーンが思ってたのとは少し違っていたので、驚きました。
ラストに関してはまた後程。
モッズ青年のジミーは郵便局で働きながら、週末はディスコに通い、ドラッグを楽しむ。
片思いの女の子がいて、一緒にバカなことができる仲間もいる。
しかし、家に帰るといつも両親と喧嘩。
父親はモッズをバカにしてるし、母親は半分あきれている。
仕事も面白くないので、時々無断欠勤し、上司には目をつけられている。
ある日、ブライトンのビーチで敵対するロッカーズとの抗争があり、ジミーも参加し大暴れ。
片思いの彼女ともいい感じになり、大暴れできた経験で「人生最高の日!」と思っていたが、警察に捕まってしまう。
しかし、同じ護送車に憧れのエースも乗っていた。
エースと一緒に逮捕されたことにまた嬉しくなったジミーだったが、家に帰ると両親に家を追い出され、仲間の元へ行くと片思いの彼女は友達に取られてしまっていた。
さらに、ホテルでベルボーイをして働くエースを目撃し幻滅。
行き場を失ったジミーは一人町をさまようが・・・・・・
といった内容。
ほぼ全部書いてしまいましたけど。
この映画の見どころは何といってもファッションと音楽でしょう。
モッズスタイルのファッションがかっこいい。
主人公のジミーはさえない感じの青年なんですけど、細身のスーツがスタイリッシュだし、フェレッドペリーのポロシャツや足にフィットさせるために濡らしたリーバイスを履いている姿もなかなか様になってます。
仲間たちもみんなモッズスタイルでかっこいいんですけど、その中でもエースのかっこよさがすごいですね。
エースを演じるのはスティングですよ。
かっこいい!
他のモッズたちの憧れの的として登場します。
音楽もかっこいいです。
で、ですね。ラストシーンですよ。
ここから先はネタバレあります。
ネタバレっていほどじゃないんですけど、この映画を初めて見た時は最後ジミーはスクーターで崖に飛び込んで自殺したと思っていました。
たぶん、そう思っている人多いと思います。
でも、今回久しぶりに見直してみたら、崖から落ちているのがスクーターだけなんですよね。
スクーターが崖を真っ逆さまに落ちるシーンはバッチリ映っていますし、スクーターが地面に叩きつけられるシーンも映ってます。
しかし、ジミー本人が落ちてるところは全く映ってないんです。
で、ですね。
映画の冒頭のシーンを思い出すわけです。
映画の冒頭で主人公ジミーは海岸のようなところを一人トボトボ歩いているんですよね。
このシーンがなんなのか!?
2度目の鑑賞でやっとわかりました。
このシーンは本当のラストシーンなんですよ。
つまり、崖から落ちたのはスクーターだけで、本人は崖から落ちる前にスクーターを降りていたんです。
ジミーは死んでなかったんですね。
そして、冒頭のシーンへと繋がると。
なるほど、よくできてますね。
続編制作の噂もあるこの作品なんですけど、続編はジミーの10年後という設定だそうです。
どんな映画になるんでしょうかね。
ってか本当に制作されるんでしょうか?
気になった方はぜひこの機会にご覧ください。
予告編
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