凄く今更ですが、観てみましたTVシリーズのアニメ「進撃の巨人」。
なぜ、今更観たかと言えばですね、まず元ネタになっているといわれているフランスのアニメ映画「ファンタスティック・プラネット」(感想はこちら)が凄く好きなこととか、「進撃の巨人」に登場する人気キャラクターであるリヴァイの名前の由来になった少年が登場する映画「ジーザス・キャンプ」(感想はこちら)を観たこと、さらにアニメシリーズの第2期が今年中に放送されることなど色々な理由があって観ようと思ったわけです。
感想を一言で言えば
凄く面白かった!
ですね。
凄く人を引き込む力のある物語だと思ったし、とにかくアニメーションとしてのクオリティの高さが素晴らしかった。
そして、これは後で詳しく書きますが
シリアスとギャグの境界線があいまい
なところが凄く良かったです。
原作は諫山創による漫画作品で、「別冊少年マガジン」の創刊号2009年10月号から連載が開始されています。
アニメは2013年4月から9月までに放送されました。
原作の漫画は読んでいないので、この記事はアニメーションのみに感想となります。
約100年前、人類に突如として天敵巨人が現れる。
人類のほとんどが滅亡したが、生き残った人類は”ウォール・マリア”、”ウォール・ローゼ”、”ウォール・シーナ”という3つの巨大な壁を築き、巨人の脅威から逃れるとこなできた。
しかし、平和な時間は長く続かず845年。壁をも超える超大型の巨人と、強固な体を持った鎧の巨人によりウォール・マリアが破壊される。
壁を破壊されたウォール・マリア内にあるシガンシナ区で生活していた少年エレン・イェーガーは目の前で母が巨人に食われ、絶望の中巨人への復讐を誓う。
全ての巨人駆逐すると決心したエレンは、巨人との戦いの最前線にいる調査兵団に入るため訓練兵団に入団。
家族同然に暮らしていたミカサ、友人のアルミンも同じように訓練兵団へ入団し、厳しい訓練の末、3人は訓練兵団を卒業。
初めての任務で、固定砲の整備を行っていたエレンたちの目の前に再び超大型巨人が姿を現した。
壁内へ巨人が侵入し、次々と仲間を殺されるエレン。
そして、友人のアルミンが巨人に捕食されようとした時、エレンはアルミンの身代わりとなり巨人に捕食されてしまう・・・・・・
みたいな感じのストーリーです。
人類よるも遥に巨大な巨人を相手にサバイブするという物語。
この、アニメを観ていると様々な作品を思い出します。
「風の谷のナウシカ」や「新世紀エヴァンゲリオン」や「デビルマン」そして、「ファンタスティック・プラネット」など。
様々な過去の作品のいいところを抽出して作り上げた感じのする作品だと思いました。
しかし、完全にオリジナルなものがあります。
それが
立体機動装置
です。
これは、巨大な巨人に人類が対抗するために開発された対巨人用の装備ですが、ワイヤーを発射し、建造物や植物、もしくは巨人自体に固定。
そのワイヤーを高速で巻き上げることで、体を空中へ飛び上がらせ、巨人の弱点である首の後ろ(うなじ?)を狙うための装置です。
この装置を使った戦闘が基本となるんですけど、これが凄い。
まず、ビジュアルがかっこいい。
空中をピョンピョン飛びまわって、サーベルで巨人切るんですよ。
この演出がとにかく凄くて、原作を読んでいない身としては
これ漫画でどうやって表現してるんだろうか?
って思ってしまいました。
背景も人物もグングン動き、しかも凄いスピードと臨場感を表現していて、単純に絵としてかっこいいんですよ。
これは、よく考えたなぁ、って関心しました。
様々な作品の影響が見られるこの作品ですが、この立体機動装置を発明したことが最大のヒットの理由ではないかな、と思いました。
ストーリーの展開も非常にスピーディーで続きが気になる展開になっていて、凄く良く出来ています。
かなり無茶なお話なんですけど、そんなこと気にならないくらい面白いので、サクサク観れました。
そして、個人的にこのアニメの最大の見どころと感じたのは最初にも書きましたが
シリアスとギャグの境界線があいまいなところです。
これはこのアニメを観たことある人なら誰もが感じると思うんですけど、凄くシリアスな物語なのに、時々ギャグが入るんです。
まぁ、これ自体はよくあることです。
しかし、この作品のギャグシーンが他と違って特別なのは、ギャグのシーンもシリアスなシーンが全く同じ演出をしているところにあります。
ギャグのシーンでも絵柄は変わらないし、演出方法も変わらない。
これは凄く珍しい気がしました。
物語の序盤ではサシャという食いしん坊キャラの女の子が登場しますが、この子が完全にコメディ・リリーフになっています。
訓練中に芋を食ってたりして、教官に激オコされるんですけど、このシーンで
ん?今のはギャグなのか??
ってなりました。
この子は他にもいつくかギャグシーンがあります。
そして、中盤のコメディ・リリーフは調査兵団リヴァイ班でエレンの先輩であるオルオという人。
この人は、
馬での走行中にしゃべり過ぎて舌を噛む。
というネタがあるんですけど、この時の演出もまったくギャグっぽくなくやってます。
まるで、本当にシリアスな事態になったのでは?ってくらいの演出で凄く面白い。
そうか、この作品はギャグもシリアスなシーンと同じ演出をしているのだな。
って思ってくると
どこからどこまでがギャグなのか?
というボーダーラインがあいまいになってくるんです。
そうなってくると全てがギャグに見えなくもないんですよ。
巨人の造形がちょっとおもしろかったりするし、巨人が変な走り方をしていたりすると。
これも笑かそうとしてるのでは?
って思えてきます。
巨人の造形がちょっとおもしろい感じなのも最初は
いやいや、シリアスなシーンなんだから笑っちゃだめだ
って思ってるんですけど、
これもギャグかも?
って思えてくると、やっぱり笑ってしまいます。
最終回近くで、巨人に変身出来ないエレンに対してミカサが説教するシーンがあるんですけど、このシーンも凄く緊迫したシリアスなシーンなのに、どうもギャグにしか見えないんですよね。
きっとこのシーンは意図的にそういう感じに演出しているんじゃないかな、って思いました。
めちゃくちゃ怖い顔のミカサがエレンに
「それとも、アニになにか特別な感情があるの?」
って言うシーンは、違う意味で怖い。
エレンがマジでビビッてる感じが凄く笑えるんですよ。
ミカサの顔こわすぎ!
普段はこんなに美少女なのに!
この作品は基本的に絶望的でシリアスな物語なんですけど、全体を漂う笑いのエッセンスが凄く良かったです。
第2期が年内にスタートするってことなので、
気になってたけど、まだ観てない!
って方はこの機会ご覧になってはいかがでしょうか?
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