「共生虫」村上龍
★★★☆☆
久しぶりに村上龍の小説を読みました。
時々この人の小説を読みたくなるんですけど、特に凄く好きって作家ではないんですよね~。
デビュー作の「限りなく透明に近いブルー」は結構好きだったんですけどね。
個人的には「愛と幻想のファシズム」が一番好きです。
それ行こうの小説はぼちぼちしか読んでません。
この本はたまたま古本屋で安く出てたので買ってみました。
結果的に言うと
まぁまぁだな
って感じでした。
個人的に感じたのが、いわいる現代社会の闇のような問題を描いた小説なのだろうか、って感じがしました。
インターネットやひきこもりといった現代的なキーワードで物語が展開します。
ひきこもりのウエハタは子供の頃に祖父が入院している病院で、同室の男性が死ぬ瞬間を見た。
その時、死んだ男性の体から細い虫のような生き物が出てきて、ウエハラの目から体の中に入っていった。
ウエハラのズッとその虫のことが気になっていたが、ある日テレビに出ていたサカガミヨシコという女性が寄生虫に詳しいということを知り、彼女のホームページの掲示板に虫のことを書きこむ。
すると、インターバイオと名乗る団体のメンバーからメールが届く。
そのメールによると、ウエハラの体内にいる虫は”共生虫”と呼ばれていて、その虫の排泄物には人を凶暴にする作用があるという。
ウエハラは自分こそは選ばれた存在であると確信し、ついに人を殺すための行動にでる。
コンビニで見かけたひとりごとを言う老婆こそが自分の殺す相手だと思いこむ。
そして、老婆の家まで行くウエハラだったが・・・・・・
といった内容。
引きこもりの青年が家族との関係を崩壊させて、インターネットの情報によって、凶行に走る。
といった感じの内容ですね。
このウエハラの物の考え方がなかなかリアルに怖い感じがしました。
なんとなくなんですけど、こういう考えのが流れというか、感情の動き方をする人って本当にいるんじゃないか?って思わせるものがありましたね。
ただ、テーマ自体は割とベタな感じがしました。
現代社会の闇であることは間違いないんですけど、結構ありがちな感じがしてしまってあまり引きこまれることはなかったかなぁ、と。
気にった方は読んでみてください。
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