「きらきらひかる」江國香織
★★★★☆
ここ最近よく読んでいる江國香織の作品です。
この小説は江國香織の小説の中でも特に有名な1冊ではないでしょうか。
1991年に発表され、1992年には映画化もされているので一般的な認知度は高い作品だと思います。
最近よく江國香織の小説を読んでいたんですが、この小説はなんとなく自分の中で
読まなくてもいいかな
って思って読まなかったんですけど、今回読んでみて思ったのが
やっぱり読んでよかった
ってことでした。
有名な作品だけあってやはり面白かったです。
タイトルは入沢康夫の詩「キラキラヒカル」からきているそうです。
アルコール依存症で、情緒が不安定な笑子は新婚である。
夫の睦月は医者で、性格もとても優しく、不安定な笑子を優しく見守ってくれている。
しかし、睦月はゲイで、同性の恋人もちゃんといる。
2人は結婚の際にお互いのルールとして恋人を作っても良いということにした。
睦月の両親は息子がゲイであることを知っていたため、結婚には反対していたが、1人息子にどうしても子供が欲しかったため結婚して間もない2人に人工授精の説明などをする。
笑子は睦月との何気ない生活にとても幸せを感じていたが、周りが変化を求めてくることに対してとてもイラだってしまう。
そして、つい睦月に当たってしまう。
睦月は辛抱強く笑子を受けとめようとするが、どうにも上手くいかない。
ある日、笑子は産婦人科で人工授精の相談をするが、その内容というのがとても突飛なものだった・・・・・
といった内容。
情緒不安定な嫁とゲイの夫の物語です。
2人がなぜ結婚にいたったのか?
それが凄く不思議なんですけど、あまり詳しくは描かれてはいません。
ただ、2人ともお互いを好きでいることは間違いないようです。
睦月には紺という恋人がいますが、どことなく笑子に似ている部分もあるような気がします。
実際に紺と笑子はとても仲良くなります。
それは、お互いに「睦月を愛するもの」という共通点から来ている仲間意識なのか、それとも、どこか似たところがある者同士だからなのか。
正直、笑子の行動が発言はかなり痛々しいものがあり、読んでいて少々つらくなってしまう部分も多々あります。
しかし、笑子はとにかく純粋な印象がします。
純粋だからこそむちゃくちゃができるんでしょうけど、実際にこんな人が近くにいたら凄く大変だろうなぁ、って思いますね。
睦月の恋人の紺も結構むちゃくちゃな人なんで、睦月はむちゃくちゃな人が好きなんでしょうね。
実はこの小説はでんぱ組.incの最上もがちゃんイチオシの小説でもあります。
なので、もが推しは必須で読んでおくべきでしょう。
もちろん、もが推しではなくてもとても良い小説なのでおすすめです。
気になる方は読んでみてください。
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