「ムーンライズ・キングダム」
★★★☆☆
【公開】2012年
【製作国】アメリカ
【上映時間】94分
【監督】ウェス・アンダーソン
【原題】Moonrise Kingdom
ウェス・アンダーソンの映画はいつも観てから
おしいなぁ~
って思っていました。
とにかく、シンメトリな構図にこだわった映像や、オシャレな衣装、設定のおもしろさは凄くいいんだけど、脚本がどーもいまいちパッとしない。
ウェス・アンダーソンの映画は何作か見ましたが、いつも
脚本はもう少し面白かったら、もっといい映画になっただろうに・・・
と偉そうなことを思っていました。
でも、今回観た「ムーンライズ・キングダム」は個人的には今まで観たウェス・アンダーソン映画の中では一番良かったんじゃないかと思いました。
1965年。アメリカ、ニューイングランド沖に浮かぶ小さな島ニューペンザス島。
ボーイスカウトのキャンプから一人の少年が脱走する。
孤児で、里親にも見放された孤独な12歳の少年サム。
一方、厳格な家庭で育った12歳の少女スージーも姿を消す。
2人は1年間にわたって文通を続け、駆け落ちの計画を立てていた。
草原で落ち合った2人は、秘密の場所”ムーンライズ・キングダム”を目指す。
ボーイスカウトの隊長ウォード、島唯一の警察官シャープ、スージーの両親たちは2人を連れ戻すために島の散策にです。
しかし、島には巨大な台風が接近していた・・・・・
といった感じの内容です。
少年少女のラブストーリーというのは基本的に凄く好きなジャンルです。
「小さな恋のメロディー」なんかもう最高ですよね。
この映画は、基本的には少年少女の逃避行が物語の中心にあります。
そこに、大人たちが右往左往する様を描いているような感じ。
まずはなんといっても、ウェス・アンダーソンの持っている独特の映像感覚ですね。
彼の作品は異常なほどシンメトリな構図にこだわっているような気がします。
それが様式美となっていて、全ての作品を通じてオリジナリティのある世界観を創り出している。
そして、この人の作品に共通して言えるのが
オシャレな衣装
でしょう。
衣装だけではなく、家具や建築物も全てがオシャレなんですよ。
このオシャレさがいい!って人もいれば、このオシャレさが鼻につくって人もいると思いますが、個人的にはオシャレなのはいいことなのではないかと思いますね。
色合いも凄くオシャレですよね。
このオシャレな映像で、少年と少女の逃避行を描くんだからかわいい映画になるに決まってます。
出演している役者もいいです。
まず、主人公の2人がかわいい。
スージーを演じるはカーラ・ヘイワードは独特の雰囲気を持った少女で、凄くいい味出してますね。
やっぱこの手の映画はかわいい少年と、かわいい少女でやってもらったほうが見ていて気持ちいいですよね。
さらに、脇を固めているのは凄い役者の数々。
シャープ警部はブルース・ウィルス
ウォード隊長はエドワード・ノートン
スージーの父親はビル・マーレイ
などなど、凄い顔ぶれです。
後半は大人たちに焦点が当てられ、人間関係が描かれますが、さすがにみんな凄く存在感あります。
少年少女のひと夏の冒険をメルヘンチックに描いたなかなかの良作です。
気になった方は是非ご覧ください。
予告編
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