「革命前夜」
★★★☆☆
【公開】1964年
【製作国】イタリア
【上映時間】112分
【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
【原題】PRIMA DELLA RIVOLUZIONE
フランスの文豪スタンダールの「パルムの僧院」を原作にしたベルトルッチが映像化した作品です。
ベルトルッチ22歳の頃に撮った映画で、ヌーヴェルヴァーグの影響を強く感じさせる作品でした。
モノクロの映像の中に一瞬カラーの映像が入ったりして、おもしろい演出があるんですけど、時々
それ合ってる?
って言いたくなるような奔放なカメラワークなんかもあってベルトルッチの若さが出てるなぁと思いました。
内容的には原作があるんだけど、自伝的な内容になっているとかいないとか。
1962年ブルジョワ階級の青年ファブリッチオはマルクス主義に強い影響を受け、コミュニストを公言していた。
しかし、友人の死や、母親の妹、つまり叔母との恋愛関係を通じて自分の思想に疑問を抱くようになる。
結局、自分はブルジョワ階級なんだと諦めに近い気持ちで自分の階級に戻っていくファブリッチオは、叔母との関係に終止符を打ち自分に見合った女性と結婚することになる。
といった内容です。
主人公のファブリッチオは
自分は革命前夜にしか生きられない。
といってブルジョワに収まるんですけど、このセリフがとても印象的でした。
そして、なんといってもこの映画の見どころはファブリッチオと恋愛関係になる若い叔母の美しさです。
こんな叔母さんがいたら好きになっても仕方ないでしょう。
主人公よりもかなり年上のはずなんですけど、まったくそんな感じには見えなくて凄く若く見えますね。
今の言葉でいうと美魔女みたいなことなんでしょうか。
しかし、この叔母さん美しいだけではなくとても自由奔放な方で、行動も素敵なんですよねー。
でも、決して幸せにはなれない空気をプンプン漂わせています。
そこがまた惹かれる部分なのかもしれません。
ヌーヴェルヴァーグの影響を強く感じる作品なんですけど、実際に映画の中で主人公がゴダールの「女は女である」を見に行くシーンがあります。
そして、映画マニアの友人と映画に関する議論をするんですけど、
めっちゃ好きやん。
ってのが観てて凄く出ていたのでおもしろかったです。
他にも、プルーストの話が出てきたりして個人的にはその辺のネタは凄く好きでした。
ヌーヴェルヴァーグの影響を強く受けたベルトルッチの初期作品です。
気になった方は是非ご覧ください。
予告編
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