読書「マリーについての本当の話」ジャン=フィリップ・トゥーサン | 渋谷宙希のブログ

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「マリーについての本当の話」ジャン=フィリップ・トゥーサン
★★★☆☆





ベルギー出身のフランス人作家トゥーサンの小説。


彼の作品は「浴室」、「ムッシュー」、「カメラ」、「ためらい」、「テレビジョン」と読んできて、自分の中では今作が6作目の小説でした。


今まで読んできた小説がかなり好きなものばかりだったので、凄く期待して読んだのですが、今回の作品はどーも、いまいちだったような気がします。



トゥーサンらしい、ひょうひょうとした感じや、ユーモアのある物語だったんですけど、なんか退屈に感じてしまいました。


しかも、あとがきを読んで気付いたんですが、この作品はマリーとい女性を主人公とする連作の1作だということ。


この前に「愛し合う」と「逃げる」という作品があって、この後には「はだかのひと」という作品が存在するみたいです。


この1作だけでも独立した作品になっているので読んでなくても楽しめる内容になっているのですが、他の作品も読んでいれば一層楽しめることでしょう。





ある日、「ぼく」の元に別れた彼女マリーから電話がかかってくる。


彼女は今すぐ来て欲しいとかなり慌てた様子だったので、心配になった「ぼく」は彼女のアパルトマンへと駆け付ける。


すると知らない男が救急車で運ばれていくところだった。


マリーとその男ジャン=クリストフ・ド・Gの出会いは東京。


彼女とジャンはどのようにして出会い、どのようにしてフランスへ戻ってkたのか。


そして、再会をはたした「ぼく」とマリーとの間に何が起こるのか・・・・・



といった内容。


物語らしい物語はないです。


トゥーサンの小説と基本的に物語らしい物語は無いような気がしますがこの作品でも、とにかく状況のおもしろさと、キャラクターのおもしろさ、そしてそれを語る文章のおもしろさが小説のおもしろさになっているような作品です。


いままでに読んだ「浴槽」や「ためらい」なんかも同じような構図なんですけど、過去の作品に比べるとなんか退屈に感じてしまたんですよ。


単純に自分にはこの物語は合ってなかったんだと思います。



一般的にはこの作品はとても評価の高い作品のようですけど。


久しぶりにトゥーサンの本を買ったんですけど、なぜこの本を買ったのかと言えば、単純に


装丁が可愛かったから


という理由です。


上の写真が表紙なんですけど、凄くかわいいですよねー。


逆に「愛し合う」や「逃げる」はちょっと装丁がいまいちだったので、買わなかったんですよね~。


でも、せっかく1冊読んだので過去の2冊と四部作の完結作っも読んだ方がいいかな~、なんて考えているんですけど、最後の作品「はだかのひと」はまだ翻訳されていないのでしょうかね?どこにも売ってません。


興味のある方はぜひ。





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