映画「不良少女モニカ」 | 渋谷宙希のブログ

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「不良少女モニカ」
★★★★☆





1952年のスウェーデン映画。


ここ最近凄くハマっているイングマール・ベルイマンの監督作品で、ヌーヴェル・ヴァーグに大きな影響を与えたと言われている作品。


1952年というと小津安二郎の「お茶漬けの味」公開された年で、その翌年には「東京物語」が公開されます。


ベルイマンの映画は「冬の光」(感想はこちら)、「野いちご」(感想はこちら)、「第七の封印」(感想はこちら)と観てきましたが、全てとても素晴らしい映画でした。


今回観た「不良少女モニカ」はタイトルからして、今まで観た作品とは雰囲気が違う作品なのかな?と思って観たんですけど、やはり今まで観たベルイマン作品の中では一風変わった作品でした。



確かに、この映画を観るとトリュフォーやゴダールの映画に通じるものを感じました。





八百屋で働くモニカと、孤独な青年ハリーが出会い恋に落ちる。



モニカは周りから不良と呼ばれている少女。ハリーは真面目だけれど、仕事がなかなか上手くいかず、家には病気の父親がいる。


モニカと仲を深めていくハリーは仕事を辞め、モニカと2人で逃避行へ出る。


父親のボートで旅に出た2人は自由を謳歌しながらも、お金もないのでじょじょに苦しい生活になっていく。


さらに、モニカの妊娠も発覚し、これ以上旅を続けることはできないと判断した2人は家に帰り、正式に結婚し、ハリーは仕事を探して家族のために働きだすが・・・・・





といった内容です。


純粋な男女の恋愛の末に逃避行へ出るというものはまぁ、ありがちな内容の映画なんですけど、さすがベルイマンの監督作品なので凄く美しい映像が入ってきてもうため息が出るんです。


主人公の少女モニカはそんなに美しい少女ではないんですけど、時々ドキっとするような美しい表情をみせてくれます。



構図なんかも凄くかっこいいシーンが本当に多いんです。



もう、これだけでも観る価値ありです。


さらに、1952年の作品ですが、少女のフルヌードのシーンがあります。


これは当時としてはかなり衝撃的なシーンだったんではないでしょうか。


そして、物語としてもかなりクールです。


少年と少女の恋愛ものなんですけど、最終的には結婚して、子供までできて、最終的には家庭が崩壊するような物語なんですよね。


普通は幸せになりそうな物語なんですけど、主人公のモニカという少女が凄いクセがあるんですよ。


最初は純粋な少女なんですけど、基本的には凄く性格の悪い設定でして、特に結婚してからはもう手がつけられない。


若さと愚かさを体現しているんです。


仕事を辞めた2人が、


「今頃はみんなこき使われてる時間だ」
「僕たちは社会に反抗したんだ!」



とか言っちゃって凄く青い感じがいいんですよ。


ベルイマン監督の青春映画です、気になった方はぜひご覧ください。








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