「ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)」リチャード・P・ファインマン
★★☆☆☆
ノーベル文学賞を受賞した物理学者リチャード・P・ファインマンの自伝。
自らの人生に起きた様々な出来事を書きしるしたもの。
マンハッタン計画にも参加した物理学者で、非常に有名な物理学者さんの自伝なので気になって読んでみました。
結果から言うと、あまり楽しめませんでした。
これは、もしかしたらアメリカ人のジョークを日本人は笑えない的な意味で面白くなかったのかもしれません。
作者は
「ほら、僕の体験したこんな面白い出来事があったよ~」
って感じでエピソードが始まるんですけど、読んでみると
「どこが面白いの?」
って目が点になってしまうんです。
確かに、作者の旺盛な知的好奇心や、ユーモアのセンスは凄いと思いますし、自由奔放な生きざまのようなものは凄いなぁ~、って思うんですけど、エピソードの内容がどうもつまんない。
なんか、作者のドヤ顔が思い浮かぶんですよねー。作者の顔知らないんですけどね。
確かに天才だと思うんですけど、「俺ってこんなに天才なんだ~」って言われるとちょっと手放しで喜べないんですよね。
個人的には、数学関連の本(お勧めの数学関連本はこちら)が好きでよく読んでいましてですね。
数学者の中でもG.H.ハーディーという人が好きでして、その人がこんな言葉を残しているんですよ。
「弾道計算や航空力学のような、意図的に戦争のために開発され、高度の技術を必要とする応用数学の分野があるのは事実である。どれも純粋数学に列するに値しない。それらは実際嫌らしいほど見苦しく、我慢できなぬほど退屈なものである」
こういう人が好きな自分にとっては、マンハッタン計画に参加して原爆の開発に関わったファインマンにはどうしても共感できない部分があるんですよね。
きっと世界を滅ぼすのは、漫画に出てくるようなマッドサイエンティストみたいな人ではなく、純粋に科学を追求していく科学者、つまりファインマンのような人なんだろうなぁ~、って読みながらぼんやり思ってしまいました。
この本は下巻があるんですけど、もういいかな。って思います。
気になった方は読んでみみてください。
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