映画「鏡」 | 渋谷宙希のブログ

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「鏡」
★★★★★





1975年のソ連映画。


先日、タルコフスキーがポラロイドカメラで撮影した写真を1冊にまとめた写真集「Instant Light: Tarkovsky Polaroids」を購入したんですけど、これがまぁ素晴らしい。




タルコフスキーの描く映像世界がそのまま写真になったような写真集でして、普段の何気ない風景でもタルコフスキーが切り取るとなぜか幻想的で美しい風景になるんですよねー。


これは、自分の中に確固たる世界があって、それを表現することができているってことだと思うんですけど、それが凄いな、って思います。


で、この写真集を観て、久しぶりにこの「鏡」を観てみよう。って思ったわけです。


「鏡」はアンドレイ・タルコフスキーの代表作の1つで、タルコフスキー本人の自伝的内容の映画。


自伝的と言っても、この映画はまるで詩のような映画なので、はっきりとしたストーリーはわかりません。


今回で3度目の鑑賞でしたが、正直言ってストーリーの内容は相変わらずよくわかりませんでした。


映画の冒頭で、どもりの少年が催眠術でどもりの治療をする。ってシーンがあるんですけど、最初この映画を観た時はこのシーンを観て


「この映画絶対好きやわ!」



って思ったのを今でも強烈に覚えています。


今回改めて観て、やはりこの冒頭のシーンはとても印象的なシーンで、映画の導入としては凄くいいな、と思いました。


なによりも素晴らしいのはやはり映像の美しさです。



とにかく、美しくて幻想的な映像世界が詩のように流れていきます。


自伝的内容ということなので、きっとタルコフスキーの心象風景や、過去のあいまいな記憶のようなもをを映像化しているようなんですが、ここまであいまいな心の中や記憶を美しく表現できるなんて本当に天才だなぁ、って思いました。


単に美しい映像っていうことではなく、その映像に記憶の断片を再現するための装置になっているような気がしてさらに美しさが増したような気がしました。




タルコフスキーの映画は基本的にセリフが少なくて、映像中心の作品が多いので、途中で


眠たくなる


というのが基本です。


これは、退屈で眠たくなるのではなく、映像が心地よ過ぎて眠たくなっちゃうんですけど、今回は初めて途中で一度も寝ずに最後まで観れました。



映像の美しさに関心しっぱなしで、寝る暇はなかったです。




タルコフスキーの作品で最も好きなのは「ストーカー」(感想はこちらなんですが、間もなく「ストーカー」のブルーレイが出るらしいんです。


DVDはすでに絶版になってて、再販待ってたらDVDはもう飛ばしてブルーレイ!しかし、この人の映画はまさにブルーレイで観るのが正しいのかもしれませんね。


この美しい映像を最高の画質で観たい!


今から楽しみです。


その前にブルーレイを観る環境がないので、そっちを整えないといけません。


気になった方はぜひご覧になってください。






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