「デイジー・ミラー」ヘンリー・ジェイムズ
★★★★☆
「ねじの回転」(感想はこちら)のヘンリー・ジェイムスの代表作の1つです。
「ねじの回転」しか読んだことがなかったので、結構怖いお話を書く人なのかな。って思っていましたが、この「デイジー・ミラー」は青春小説のようなテイストのある物語で、おもしろかったです。
長年ジュネーブで暮らしてきたアメリカ人青年ウインターボーンが、叔母に会うためにスイスの小さな町ヴェヴェーを訪れる。
そこで、美しいアメリカン人の少女デイジー・ミラーと出会う。
ミラーの美しさに心惹かれたウインターボーンだったが、ミラーの自由で奔放な性格に少々困惑気味。
ヨーロッパの風習には目もくれず、アメリカ人らしく自由に振舞うミラーにウインターボーンは優しく紳士的な対応を心がける。
2人で、古いお城を散策したりなどして親しくなる2人。
しかし、ミラーはローマへと行かなくてはならず、しばらく会えない日々が続く。
ローマに渡ったウインターボーンは早々にミラーに会いに行くが、ミラーはイタリア人の青年とすっかり仲良くなっていた・・・・・
といった内容。
奔放な性格のミラーに振り回される主人公の青年がどこか、振り回されているのを楽しんでいるようで読んでて楽しかったです。
ヨーロッパとアメリカの文化の違いが色濃く出ていて、それが一つの物語になっている様子が面白く、さらにヨーロッパの美しい情景が浮かんで着るような文章がとても印象的でした。
ミラーの奔放ぶりが、もっと激しかったら谷崎潤一郎の「痴人の恋」みたいだな、ってちょっと思いました。
ヨーロッパを舞台にした100年くらい前の小説ってなんか雰囲気が好きなものが多いです。
気になった方はぜひ読んでみてください。
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