「シャーベット・ストリート」浅井健一
★★★★☆
元Blankey Jet Cityの浅井健一がBlankey Jet Cityの解散を発表した2000年に出した画集と小説を組み合わせた本です。
この本が発売された当時に読んで以来なのでずいぶん久しぶりに読み返してみました。
浅井健一の頭の中にある架空の街ジェット・シティに住む人々の何気ない日常を描写した小説と、その街の景色を描いた絵、さらにCDが1枚が1冊にまとまっており、ファンには嬉しい1冊。
CDがどこかにいっていて今必死で探してるんだけどまだ見つかってません・・・・
つまり、浅井健一の頭の中にはブランキーを結成する前からその街が存在しており、ブランキーの曲の歌詞は全てその街は舞台になっているとのこと。
ブランキー・ジェット・シティにとどまらず、シャーベッツや、他のバンドでも彼は一貫してこの街の描写をしている。
ここまで、一貫した世界観を歌詞に反映しているアーティストというのはとても珍しいのではないかと思います。
ブランキーの曲を聴いて、想像する不思議な街の風景がこうやってビジュアル化されているだけでもファンにはとても嬉しいことです。
小説には、ブランキーやシャーベッツの歌詞に登場した人や物や場所がたくさん登場します。ここら辺はファンにはたまらないものがあります。
例えば
”賑やかな3104丁目”
という場所が出てきますが、これはブランキーの「3104丁目のDNACE HALLに足を向けろ」という曲に登場します。
”ヘッドライトの枠が取れかかっている車”
は「ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車」という曲に登場します。
他にも様々な場所や物が出てくるので、ファンはそれらを探すだけでも楽しい。
昔、ブランキーのライブの最後にスクリーンに映画のエンディングみたいに「CAST」ってでて、そこに詩の中に登場した人物の名前がズラーっと出てきたのを思いだしました。
小説としても、なかなかにいいんですよねー。
ジェット・シティにあるシャーベット・ストリートに住むルフトハンザという画家を目指す青年とその周辺の人々の何気ない日々を描いたものなのですが、これがおもしろいんですよ。
やはり、独特の感性をもっている人の書いた物語って独特のおもしろさがあって流石だなぁ、と思いましたね。
自分の中にある世界を外にアウトプットする手段が曲になっても、詩になっても、絵になっても、小説になっても一貫しているというのは本当に凄いことだと思います。
それだけ確実にアウトプットできてるってことですから。
やはり浅井健一は天才だなぁ、と改めて感じた1冊でした。
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