「機動警察パトレイバー THE MOVIE」
★★★★☆
1989年に公開された日本のアニメーション映画。
最近、「パトレイバー」が実写化したとかなんとかいうニュースを見て
そーいや、劇場版パトレイバーおもしろかったような・・・・
って思い、20年ぶりくらいに観てみました。
いやー、やっぱおもしろかった!
時代を考えるとアニメーションのクオリティの高さもさることながら、設定の斬新さや脚本の面白さが際立っている作品でした。
舞台は1999年東京。
人型作業ロボット”レイバー”が工事現場などで活躍。
レイバーの普及により、新たにレイバー犯罪なるものも出現。レイバー犯罪に対抗すべく警視庁はレイバーを導入し、警視庁特車二課を設立。
東京湾岸エリアの再開発計画”バビロン・プロジェクト”では多数のレイバーにより計画が順調に進んでいた。
そんな中、自衛隊が導入した新型レイバーが突如暴走する事故が発生。
この数カ月で、レイバーが突然暴走する事故が多発していた。
暴走レイバーの共通点を調べていた特車二課のメンバーは、全てのレイバーが篠原重工業が開発したレイバー用OS”HOS”を搭載していることが判明。
捜査の末、HOSの開発者である天才プログラマー帆場暎一がOS内に組み込んだプログラムにより暴走が発動することを突き止める。
暴走プログラムが発動する条件は特殊な超音波だった。そして、その音波が大量に発生し、東京中のレオバーが暴走する条件は東京に風速40メートルの風が吹いた時だと突き止める。
そして、東京に台風が接近していた・・・・・・
という内容なんですけど、この映画が公開された1989年の時点でコンピュータ・ウィルスをテーマにした映画を作っていることにびっくりした。
正直言って初めてみた時はそこらへんの難しい内容は理解できなくて、凄さはわかんなかったんだけど、今改めて観ると単純に設定の斬新さに
スゲー!
って思います。
そして、犯人である天才プログラマー帆場暎一は事件発生時点ですでに自殺しているという設定も凄くかっこいいと思いました。
全てを計算して、プログラムをOS内に潜ませ結果を見ずにこの世を去った犯人の潔さと言いますか、全てを知りつくした行動がかっこいいな、と。
実際、この映画の中で起きる事件はどう転んでも帆場暎一が勝利するというものだったのです。
帆場は去りゆく東京の原風景が消えて行くことに対して何かしら思うところがあったようで、この事件を引き起こしたようでした。
昔ながらの景色が消えていき、新しい景色がどんどん東京を侵食していく。
そんな世界に我慢できなかったのか、最強のOSを開発し、その中に暴走プログラムを仕込み、東京壊滅を企てた。
東京中のレイバー暴走を阻止できたとしても、バビロン・プロジェクトなる計画を大きく遅らせることは可能な計画。
映画史に残る犯罪者ですよこいつは。
劇場版では、パトレイバーの漫画やアニメで描かれているほんわかした雰囲気はなく、終始シリアスで、レイバーの格闘シーンもとても少なくて、本当に大人のためのアニメーション映画になっています。
逆に、子供は観てもまったくおもしろさを感じることはできないでしょう。
このようなアニメ作品ができること自体が、いかに日本にアニメという文化が浸透しているか、ということが理解できますね。
アニメーションのクオリティーも本当にレベル高くて、さすが押井守監督ですね。って感じでした。
日本映画で世界に発信できるのはやはりアニメだけだな
って改めて感じた作品でした。
予告編
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