「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」
★★★☆☆
2013年のアメリカ映画。
現時点でのジム・ジャームッシュ最新作。
「リミッツ・オブ・コントロール」以来4年ぶりの新作だそうです。
正直言って、ジム・ジャームッシュがなぜこのタイミングで、この映画を撮ったんだろう?と不思議に感じた作品でした。
何世紀も生きるヴァンパイアのアダムはデトロイトでアンダーグラウンド・ミュージシャンとして暮らしている。
全て匿名で活動していて、なにか必要なものがある時はイアンという人間に頼んでいる。
食糧である人間の血液はある病院の医者から提供してもらっていて、人間を殺さずに静かに暮らしている。
彼女はここ数日、妹のエヴァの夢を見ており、彼女がアダムの元へやってくることがなんとなくわかっていた。
そして、その予感は的中し、エヴァが姿を現す。
奔放なエヴァに対してよい感情を持っていないアダムは早く出て行ってほしいと思っているんだけれど、イヴの妹ということもあってなかなか追い出せない。
そんなある日、いつもアダムの周りの世話をしてくれているイアンがエヴァに血を吸われて死んでしまう。
といった内容。
ジム・ジャームッシュが吸血鬼映画です。
とにかくスタイリッシュで、オシャレでかっこいい!
これは間違いないです。
キャストが凄くよくて、アダムを演じるのはトム・ヒドルストンがもうめちゃくちゃかっこいいんですよねー。
そして、イヴを演じるのがティルダ・スウィントン。めちゃくちゃ妖艶で美しい!
二人が衣装や、部屋の装飾なんかは全てがオシャレで最高にかっこいいです。
映像的にも凄くかっこよくて、血液を飲むシーンなんか最高に気持ちよさそうでした。
そして、アダムの演奏する音楽もモグワイみたいでかっこいいんですよね。
音楽や文学などジャームッシュの好きなものが詰め込まれた作品でもあった気がします。
しかし、おもしろい映画か?と聞かれたら、そうでもないと答えるしかない気がします。
脚本も大人っぽくて、オフビートなジャームッシュ節が心地よいんですけど、前作の「リミッツ・オブ・コントロール」に比べるとちょっと薄っぺらい感じがしました。
例えば、
人間の血液が汚染されていて新鮮な血液を手に入れるのが難しくなっている。
であるとか、
人間は間違えに気付くのが遅く、気付いた時にはもう手遅れになっている。
であるとか、まぁどこかで聞いたことあるような安っぽいセリフが飛び交うんですよね。
いまさらそれはどーなの?って思ってしまいます。
なぜこのタイミングでジャームッシュが吸血鬼の映画と撮る必要があったんだろうか?と考えてしまう作品でした。
予告編
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