「妖精写真」スティーヴ・シラジー
★★☆☆☆
映画「フェアリーテイル」を観てから、いわいるコティングレー妖精事件に興味を持ちコナン・ドイルの「妖精物語」を読んでみたりして、この小説も読んでみることにしました。
この小説はコティングリーの妖精事件をベースにした物語というよりは、実はあの事件の裏に実は本物の妖精写真が存在した。といった内容でなかなかおもしろかったです。
物語は、1920年代のロンドンから始まる。
ある日、写真店を営むアメリカ人キャッスルのもとに一人の粗暴な男が訪ねて来る。
男の名はウォルズミアといい、パーキンウェルという田舎町からやってきたという。
ウォルズミアは1枚の写真はキャッスルに見せる。その写真には可憐な少女が写っている。
その写真には妖精が写っているというウォルズミア、写真に写りこんだホコリのようなものを拡大してプリントしてみたところ、ぼんやりと妖精の輪郭が写っていた。
このことを妖精の研究に熱心なコナン・ドイルの元へ持っていき事情を説明するキャッスルだったが、信用てもらえない。実は、すでに妖精写真を手に入れたというドイルだったが、キャッスルの見たところ、その写真は明らかにトリック写真だった。
そこで、ドイルはパーキンウェルへ行き、写真の所有者からネガを買い取ってくるよう依頼される。
パーキンウェルへ向かう途中、泥棒に合い契約書の入ったカバンを盗まれたキャッスル。
その時一緒にいたリンダという女性はパーキンウェルへ帰る途中だったので、同行することに。
パーキンウェルへ到着したキャッスルは写真を回収し、さらには自ら妖精の写真を撮影するため作戦を立てるのだった・・・・・
といった内容。
ドイルがすでに所有している妖精写真というのがおそらくコティングレーの妖精写真なんだと思います。
物語の主人公である写真屋のキャッスルはなにかと不幸なめに合うんですよね。それが読んでてちょっとイライラしてしまいました。
写真を持ってくるウォルズミアも態度悪いし、ドイルも感じ悪いし、泥棒も最悪だし、警官も、宿屋の主人も、妖精写真を撮影した少女たちの父親もみんな凄く嫌な感じで、その嫌な感じの人々に主人公はいじめられます。
まぁ、主人公も性格がいいかと言えば、そうでもないんですけどね。
牧師の妻であるリンダという女性は一見天然んい見えるけど、実はなかなかのやり手で、小悪魔的魅力を持っている人物です。キャッスルはすぐにリンダにホレてしまいます。
この2人が密会するシーンがあるんですけど、そのシーンが凄くエロい感じでよかったです。
何といっても写真を現像するための暗室での密会ですからね。
暗室に2人きりっていう状況はやはりドキドキします。
妖精を見たという2人の少女にはあまりスポットが当てられていないのが少し残念でした。
もう少し、少女たちにスポットを当てて、妖精にもスポットが当たってたらもっと面白い小説になっていたんんじゃないかと思います。
それから、訳者のあとがきがあって、そこでコティングレー妖精事件に少しふれてるんですけど、妖精を信じ切って写真を公開したコナン・ドイルをバカあつかいしてる感じがちょっとどうかと思いました。
妖精なんて絶対にいない
って書き方なんですよね。
だったら、妖精がいないことを証明してみなさいよ。
って思うんですけど。
いることも証明できないけど、いないことも証明できないんだから、いる確立といない確立は全くの五分じゃないの?って思います。
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