「トト・ザ・ヒーロー」
★★★★☆
1991年のフランス映画。
いやー、なんとも不思議な映画でした。
最初から最後までなんだか夢を観ているのうな、誰かの空想を観ているような、そんな映画でした。
ある殺人のシーンから物語は始まります。
殺したのが自分でることはバレるわけがない。
自分の存在を誰が覚えているというのか?
とう空想する老人。
老人専用の施設でくらすこの男は、アフルレッドという男に人生を奪われた。
と思っている。
そして、いつの日かアルフレッドを自分の手で殺したいと考えている。
老人の名はトマ。彼は生まれたばかりの病院で、同じ日に生まれたアルフレッドと取り違えられたと思っていた。
少年時代から、向かいのアルフレッドの家はお金持ち、しかし、自分の家はそう裕福でもない。
アルフレッドにはよくいじめられていたトマは、本来なら自分があの家で育っているはずなのに、と考えるようになる。
トマにはパイロットの父と、優しい母、姉のアリス、知的障害のある弟セレスタンがいて、幸せな家庭を築いていたのだが、ある日父が飛行機の事故で帰らぬ人となる。
そんな、傷ついたトマを慰めてくれるのはいつも姉のアリスだった。
アリスは優しく、明るく、美しい。
アリスはトマと仲直りするため、アルフレッドの家を放火すると言い出す、止めようとしたトマだったが、放火を実行したアリスはそのまま帰らぬ人となってしまう。
大人になったトマはアリスの面影をもった女性エヴリーヌと出会う。
彼女に恋をしたトマだったが、彼女は人妻だった。
そして、エヴリーヌの夫がアルフレッドだということに気付いたトマは絶望してしまう。
老人になったトマはアルフレッド殺害を計画しついに実行に移すが・・・・・・・
こうやってストーリーを書くと、とってもサスペンス色の強い映画のような印象になりますが、実際は青春映画や、子供の空想をあつかったような映画という印象が強いです。
もちろんサスペンスの要素も強く、あっと驚くラストシーンが待っているます。
映画の冒頭とラストがピタっとくっつくような演出がとても上手で、脚本もかなり練られていておもしろいです。
最初にも書きましたが、そんなよくできたお話なんだけど、映画はひたすら誰かの空想のような雰囲気が漂っています。
どこまでが現実で、どこまでが空想なのか?
その境界線がはっきりしていなくて、観ようによっては全てが現実にも観えるし、全てが空想にも観える不思議な演出をしています。
暗い物語なんですけど、時々とってもメルヘンチックなシーンがあったりして、そこが夢のような雰囲気を醸し出しているせいなのかもしれません。
(ちなみにこのシーン↓ではチューリップが踊ってます♪)
子供の空想のような感じがします。
サスペンスとしても楽しめて、メルヘンチックな映画としてもかわいく、子供視点の映画としても感動できるとてもいい映画でした。
気になる方はぜひご覧になってください。
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