映画「マイ・マザー」 | 渋谷宙希のブログ

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「マイ・マザー」
★★★★★







2009年に製作されたカナダ映画。


「わたしはロランス」(感想はこちら)を観て


この監督天才だー!!!


と確信したグザヴィエ・ドランのデビュー作です。


監督、製作、脚本、主演と全てこなし、しかもこの映画を製作した当時は


なんと、19歳!!!!!


という若さ!


もうね、言葉が出ません。


天才ってこーゆー人のことを言うんだな。


って思いました。


とにかく、映像、脚本、演出、音楽など全てにおいてセンスが抜群なんです。


「ロランス」でも見られる映像の素晴らしさは、この頃から強烈に出てます。


開始5分でそのセンス抜群の映像世界に引き込まれました。


物語は息子と母親のアンビバレンツな感情を描いたもの。



16歳のユベールはいつも母親と喧嘩をしてしまう。


ユベールは母親に対して、


愛している



という感情と


憎しみ


の感情を同時に抱いていて、そのことを独白した映像を撮影していた。


父親はユベールが幼い頃に育児を放棄して家を出てしまった。


母親とは、幼い頃に一緒に旅をした想い出があり、その頃はなんでも母親に話していたはずなのに、16歳になった今は母親になにも話せなくなってしまった。





自分がゲイで、彼氏がいることも言えないままになっていた。





ある日、学校の授業で両親の仕事についてレポートを書いてくるように言われたが、母親のことを書きたくないユベールは先生に対して


母は死にました


と嘘をついてしまう。


しかし、嘘はすぐにバレてしまい。先生はユベールの家庭に問題があるのではないかと心配する。





そして、母親はあることをきっかけに息子がゲイであることを知る。


ますます深まるお互いの距離。


とうとう、ユベールは田舎の寄宿学校へ入れられることになり、母親への憎しみを増すことになるが・・・・・






息子と母親というのは、どこか不思議な関係がある気がします。


映画の中で


誰だって母を憎んだ想い出があるはずだ。それが1秒か1年かはわからない。憎んだことのない人間なんていない。忘れてるだけだ。


というような内容のセリフがあるんですが、このセリフを聞くまで


母を憎んだ記憶というのをすっかり忘れていたことに気付きました。



僕の場合はそれこそ1秒とかそんなもんだった気がしますけど、確かに一瞬でも憎しみを抱いたことがあったと思い出しました。


完璧は母親なんていないし、完璧な息子もいない。


愛してるけど、大嫌い。


そんなアンビバレンツな感情というのは多かれ少なかれほとんどの人が持ってる感情なのかもしれません。


この映画は映像の素晴らしさ、脚本の素晴らしさ、演出の素晴らしさがとにかく圧倒してます。


若き天才監督のデビュー作。観ていて絶対に損はないと思います。


自信を持っておすすめします!








予告編



























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