読書「虞美人草」夏目漱石 | 渋谷宙希のブログ

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「虞美人草」夏目漱石
★★★☆☆






1907年に朝日新聞上で連載された日本の小説。


漱石が職業作家として執筆した一作目の作品です。



と、いうことで、今月の漱石は「虞美人草」です。


過去に読んだ漱石の作品の中ではいまいち乗り切れなかった作品でした。



特定の主人公らしい主人公は存在しませんが、数人の男女が登場します。


個人的に小野さんが主人公っぽいな、と感じました。


小野さんは哲学を勉強しており、博士論文を執筆中。


東京で世話になった井上先生の娘小夜子とデートしたりするんだけど、実は藤尾という女性にちょっと気があるようです。


藤尾には許婚のような存在の宗近一という人物がいます。


他に甲野さんとその妹の糸子。


数人の若い男女が織りなすトレンディードラマ(古い!)のようなお話し。


小野さんは小夜子と藤尾の間で揺れ動きます。


小夜子はなんといってもお世話になった先生の娘ですので、無碍に扱えません。


活発で美しい藤尾は小夜子とは対照的な存在。


個人的には糸子いう女性が一番好みのタイプでした。


賢くて、おしとやかな感じで。


この物語は男女の想いがぶつかり合うような内容で今っぽいとえいば今っぽい感じの内容でした。


内容は正直いってあまり好きな感じではなかったですが、さすがに文章の美しさはかなりのものです。


特にこの作品は職業作家になっての一作目ということもあって、かなり文章には気合いを入れて書かれたらしく、最初から最後まで美しい文章で埋め尽くされています。


しかし、このちょっと古風な文章が読みにくい、という人もいると思いますので、ここは好みの分かれるところではないでしょうか。




























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