「私の好きなモノすべて」
★★★☆☆
2003年に公開されたスロヴァキア映画。
監督のマルティン・スュリークは映画を
文学にも演劇にも表現できないものが従えられる魔術的なメディア
とし、独特の映像世界を表現している。
その詩的で哲学的ともいえる世界観で数多くの国際映画祭で絶賛されているスロヴァキアを代表する映画監督です。
以前観た「不思議の世界絵図」(感想はこちら)という映画が物凄く良かったので期待して観ました。
物語は1人のうだつの上がらない男が自分の好きなモノを通して、ある種の自分探しをするという内容。
1つのストーリーが一応あるのだけれど、この映画は21のチャプターに分かれていて、それぞれのチャプターに「好きなモノ」のタイトルがついている。
例えば
「屋外のペンキ塗り」
「息子」
「ヘーゲルによる世界」
「寝ること」
「ソロー、カント、ゲーテ」
など。
これらに付随する短い物語の繋がりで1つの物語を構成している。
個人的に好きだったのは
「気球のある風景」
というチャプター。このチャプターでは音楽や台詞は一切無く、ただただ気球のある風景が映し出される。
このようなチャプターが他にもいくつかあって、純粋に映像の美しさを感じることができる。
スロヴァキアの美しい自然や、光と影のコントラストのある画面構成なんかが、、観ていてとても気持ちよかった。
主人公の男のダメな感じもなかなかよくって、ジム・ジャームッシュの初期作品のようなテイストも感じられたりする。
しかし、こっちらの作品の方が純粋な感じがするのはなぜだろう。
個人的には少女が旅する「不思議の世界絵図」の方が好きでしたが、この映画も詩的で文学的な雰囲気はとても好きでした。
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