読書「若きウェルテルの悩み」ゲーテ | 渋谷宙希のブログ

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「若きウェルテルの悩み」ゲーテ
★★★★☆



ゲーテを読むならまずこの本からにしようと決めていました。


特に深い理由はないけれど、なんとんく青春な感じで読みやすいかなぁ、と思ったもので。

この本は1774年に刊行されたゲーテの代表作の1つです。

ウェルテルから友人のヴィルヘイムへ送る書簡形式の小説です。

基本的なプロットはウェルテルが婚約者のいるシャルロッテを好きになってしまい、悶々と悩みに悩んで、最終的には自殺しちゃう。というもの。

発表当時は主人公のウェルテルに影響されて自殺する若者が多発したとか、しないとか。


しかし、それほど影響力のある作品だったことは確かなようです。

個人的にはこれ読んで自殺したくなることはありませんでしたが、似た境遇にある若者ならそういう気分になってもおかしくないのかな、と思いました。

ウェルテルが恋敵であるシャルロッテの許婚であるアルベルトと自殺について論争するシーンがあるのだけれど、自殺は断固反対の立場のアルベルトよりも、自殺も選択肢の一つである、と主張するウェルテルでは、明らかにウェルテルの発言の方に説得力を感じた。

ある種の思想や哲学がこの本には含まれている気がして、物語を楽しむというよりは、そっちのほうがおもしろかった。

ウェルテルの抱えてる悩みは時間が簡単に解決できる種類の悩みなんだけど、若きウェルテルはもう目の前しか見えてなくて、少し先の未来のことを考える余裕なんて全然ない。

そこが若さのいいところでもあるのだなぁ、としみじみ感じました。自殺はやりすぎだけどね。

そして、好きな人のことしか考えられなくなって、自分の人生の全てと思い込んでしまう。

こういうことも若さの現われで、ある意味うらやましくもあった。

この小説のヒロインであるシャルロッテの通称はロッテで、製菓メーカーのロッテはここからきているそうです。




死ぬほど愛されるメーカーになりたいってことなのかしらん?


書簡形式の小説で若者が悶々と悩むといえば太宰治の「正義と微笑」という小説を思い出した。

こちらは日記形式の小説なんだけど、若さゆえのバカさ加減で悩みに悩むという青春小説。

これもとてもおもしろい小説だった。


若者は悶々と悩み、熱烈な恋をする。

200年たっても人間というのは変わらないものだなぁ、となんか安心もしました。


























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