★★☆☆☆
オタクのオタクによるオタク勝利宣言書。
いかにオタクがハイブリッドな存在で、それ以外の人間がいかに時代の流れに遅れているか。
というのを400ページ以上のボリュームで熱く語られている。
正直言って共感できる部分はほとんどなかった。
かなり理論立てて、いかに2次元に萌えるオタクが優れた存在であるかということを語っているのだけれど、その理論は冷静に見ればほとんど破綻している。
「オタク」に「キモイ」とか「変態」とかレッテルが貼られていることに怒っているくせに、オタク以外の男には「セックスしいだけで愛がない」とか、女性全般には「金に群がってるだけ」みたいなレッテル貼りを思いっきりしている。これでは共感したくてもできないよなぁ。
とにかくブサイクに生まれた男はお金を使わないと女にモテない。
しかし、金を使ってモテたところでそれは真実の愛とは言えず、買っているだけ。だと。
生まれつきのブサイクというハンデを補うためにファッションというのがあるが、この著者はお金をかけてオシャレになったところで、上に書いたこと(著者の言い方で言えば恋愛資本主義)と同じだから意味ない。という。
でもさ、服なんて絶対に着ないとだめなんだからちょっとは気を使えばいいのに。って思うわけです。
この著者は「ファッションには興味がない」という。どんな服を着ているかというと
ユニクロで適当に黒い服を買ってる
のだそう。
この著者はファッションに興味がない。といいつつちゃっかり黒い服をチョイスしている。
本当に興味がなければ黒じゃなくてもいいはずだ。
著者がいうには「無難な黒」らしいが、全身黒ずくめのどこが無難なのか?
これは、ダサイ人がよくする言い訳で、ファッションに興味がないというのは嘘。
ダサイ人はこだわりを持ってダサイ服を選んでいます。
これは間違いない。今時ユニクロで目をつぶって服を選んでもそんなにダサイことにはなりません。
現に私はユニクロかその下のジーユーぐらいでしか服を買わないけど、よくオシャレだと言われますw
オシャレなんてお金かけなくても簡単にできるのに、それを最初から否定するのはどうかな?と思うのです。
他にもツッコミどころは満載なんだけど、長くなるのでやめときます。
しかし、この著者はいわいるアニメや漫画以外にもかなり造詣が深く、そこは関心しました。
例えばThe Smithsの名曲”The Boy With The Thorn In His Side”の詩を引用していたり、The Stone Rosesの名曲”I Am The Resurrection”を引用していたりする。
さらに映画の評論はなかなかおもしろくて、もてない男のバイブルである「タクシードライバー」や、最強の妄想男を描いた「バッファロー66」の分析はなかなか的を得てるし、共感できる部分もある。
僕もモテない男として、モリッシーやたトラビスには共感できる部分もあるので、そこら辺は読んでておもしろかった。
しかし全体的にはただの僻みにしか見えなくて読んでて辛かったし、なにより最悪だったのは”あとがき”だ。
”あとがき”ではいかに自分が不幸な生い立ちをしてこんな人間になってのかということを切々と語っている。
これはただの不幸自慢で、気の毒な境遇だとは思うけど、こんなところで言うことではないのでは?って思いましたよ。
あと、本の中で「電車男」を全否定しているのに、タイトルがおもいっきり「電車男」に引っ掛けてるところも嫌だった。
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